企業サイト ユーザビリティランキング2005

 日経パソコンは、昨年に引き続き、企業サイトのユーザビリティ(使いやすさ)を比較する「企業サイト ユーザビリティランキング 2005」をまとめた。

●トップは富士通、上位はIT企業が並ぶ

 企業のWebサイトは、各社の製品やサービス、活動などを伝える場として、なくてはならないものになっている。企業のWebサイトは、ただ情報を載せるだけでは不十分だ。訪問するユーザーが、目的の情報にたどり着けなければ意味がない。このため、Webサイトのユーザービリティ(使いやすさ)の確保は、企業が取り組むべき重要な要件となっている。

 そこで日経パソコンでは、昨年に続き、国内の主要企業を対象に、Webサイトのユーザビリティを検証してランキングを算出した。首位は、2年連続で富士通。同社はWeb専任の部署を設置して、グループ全体のユーザビリティ確保に取り組んでいる。2位は日立製作所、3位は日本ヒューレット・パッカード(日本HP)だった。4位には、NTT東日本、日本IBMが入り、上位をIT関連企業が独占した。三井住友銀行(昨年の98位から7位に)やJR東日本(同80位から12位に)のように、一気に順位を上げた企業もある。一方、昨年、今年と下位に留まる企業も多くあった。Webサイトのユーザビリティへの配慮は、企業によって大きな温度差があるのが実情だ。

 4月に全面施行となる個人情報保護法への対応も、企業の急務だ。個人情報保護法は、企業に対して、「取得した個人情報の利用目的の通知や公表」などの義務を課す法律だ。今や、ユーザーにとって、企業の情報を得るためのもっとも身近な手段がWebサイト。こうした情報をきちんとWebサイトに掲載することが、企業の責務といえる。ところが、今回の調査結果では、個人情報保護に関する情報を掲載したWebページに、個人情報の利用目的を記載しているサイトは43.3%、個人情報の管理体制を記載しているサイトは36.7%しかなかった。

(「企業サイト ユーザビリティランキング 2005」の詳細は、日経パソコン3月14日号に掲載しています)

●ランキングの上位に入った企業サイト(1位から10位)
順位 企業・サイト名/URL 総合得点
100点満点
基本構造
20点満点
操作性
30点満点
画像・動画・音声
15点満点
デザイン・文字
15点満点
情報公開
20点満点
1位 富士通
http://jp.fujitsu.com/
79点 15点 19点 12点 13点 20点
2位 日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
70点 12点 17点 10点 14点 17点
3位 日本ヒューレット・パッカード
http://www.hp.com/jp/
68点 12点 20点 9点 9点 18点
4位 NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
67点 13点 17点 10点 11点 16点
4位 日本IBM
http://www.ibm.com/jp/
67点 12点 19点 12点 8点 16点
6位 富士写真フイルム
http://fujifilm.jp/
66点 10点 20点 13点 11点 12点
7位 サッポロビール
http://www.sapporobeer.jp/
65点 15点 14点 10点 8点 18点
7位 三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/
65点 14点 18点 13点 11点 9点
7位 三菱商事
http://www.mitsubishicorp.com/jp/
65点 15点 18点 11点 7点 14点
10位 NEC
http://www.nec.co.jp/
64点 14点 18点 9点 7点 16点

【得点の算出方法】

調査対象は、国内の主要企業のWebサイト120カ所。「サイトの基本構造(20点満点)」「基本的な操作性(30点満点)」「画像、動画、音声などの扱い(15点満点)」「文字の表現方法やデザイン(15点満点)」「開示すべき情報の公開(20点満点)」の5分野、60項目について、100点満点で評価した。Webサイトの調査期間は2005年1月4日から2月15日。調査対象は、各Webサイトのトップページと、トップページから直接リンクしているページ。すべてのページで調査要件を満たしている場合に加点し、1カ所でも要件を満たさなかった場合には0点とした。調査は日経BPコンサルティング(http://consult.nikkeibp.co.jp/)が実施した。

   調査採点項目の一覧はこちらにてご覧頂けます。

   
昨年の調査結果(企業サイト ユーザビリティランキング)はこちらのページ


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