特集1
製品、ショップ、販売方式にまつわる価格のナゾを解明
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先日、パナソニックでパソコン事業を統括する奥田茂雄ITプロダクツ事業部事業部長に「パソコン事業を進めていく上で、大切なのはその時々の『値ごろ感』を強く意識すること」との話をうかがいました。「値ごろ」とは、岩波書店発行の『広辞苑』によると「値段がその物品の品質と相応していること。買うのに程よい値段」となっています。今年の夏モデルを例に挙げると、マイクロソフトOffice付きのスタンダードなノートで15万円前後、プレーンなネットブックで5万円前後といったところでしょうか。発売開始から時間がたち、スタンダードなノートが10万円を切る価格で売られるようになると、多くのユーザーが「すごく安くなった」と感じるのだと思います。思い返せば、ノートに対する10年前の相場感は25万〜30万円。パソコンに対する値ごろ感は、ここ10年で確実に下がりました。
最近では、こういった感覚を超越した、「激安」の製品が注目を集めています。代表は、100円のネットブックです。こうなると、値ごろ感で測ることはできません。「買うのに程よい」ではなく、「買っても絶対に損はさせない」ということを強く訴えかける製品です。もちろん、各メーカーや流通業者はそれでいて利益を追求します。
では、この価格の裏側にある戦略とは、どういったものなのでしょうか。この素朴な疑問に答えるために企画したのが今号の特集1「パソコン価格の不思議」です。パソコン本体だけでなく、メモリーやマウスなどのパーツ、修理費用や中古販売など、幅広い話題を取り上げました。お楽しみください。(藤田)
2009年6月8日号
製品、ショップ、販売方式にまつわる価格のナゾを解明
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