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自動認識・データ入出力装置
自動認識システムは、日常生活における利便性、ビジネスシーンにおける効率化、業務の向上に欠かせないソリューションだ。代表的なものでは、物販・小売業などでお馴染みのバーコード、携帯電話で一気に普及したQRコード、プリペイドカードや電子マネーによって注目が高まったRFID(Radio Frequency IDentification)など、ビジネスシーンや日常シーンを問わず、広く普及し、また活用されている。このほか、磁気カードやOCR、バイオメトリクスも注目の自動認識技術の一つだ。今回は、RFIDとQRコードを中心に、パソコンやモバイル機器と連携できる自動認識システムについて紹介していく。
物流、販売、製造各分野で注目の自動認識システム
 まずは、注目度が高いRFID。RFIDとは、小型ICタグ(チップ)に埋め込まれた情報を電波で読み取る非接触型の自動認識技術のことだ。大容量のデータを扱うことができ、データの書き換えも可能。さらに、ワイヤレスで同時に複数のIDを一括して読み取れる。

 RFIDの代表的なものとしては、ソニーが開発した非接触型ICカードFeliCa(フェリカ)が挙げられる。今後RFIDは、様々な日常生活の分野はもちろん、セキュリティ分野、物流分野での「トレーサビリティ(追跡可能性)」、販売分野での在庫管理・商品の検品・棚卸し、品質管理が求められる製造分野など、あらゆるビジネスシーンで活躍が期待されている。

 QRコードは、一次元シンボルのバーコードが進化した二次元シンボルの一つ。日常生活でお馴染みのマトリックス型シンボルだ。英数字4296字のデータ容量を持ち、漢字のデータも格納できる。また、誤り検出や訂正能力でコードの一部に破損や汚れがあっても読み取れる。読み取りスピードが速く、360度全方位からの読み取りも可能だ。

 ビジネスシーンでは、会社や名前、連絡先などの情報をQRコード化し、それを印刷した名刺を持ち歩くビジネスパーソンも多い。名刺のQRコードを携帯電話のカメラで読み取れば、すぐにアドレス帳に登録できるからだ。また、発注者・受注者情報、品番、数量などをQRコード化して、小物ラベルや納品書に用いるケースもある。
モバイル機器との組み合わせで業務効率が大幅アップ
 自動認識・データ入出力装置をスムーズに活用するには、データを正確に素早く読み取るスキャナーの活用が必須だ。近年のスキャナーは性能が大幅に向上し、低価格化が進んでいる。特に認識率の高いレーザースキャナーやCCDスキャナーなら、バーコードや二次元シンボルなどを素早く読み取ることができる。

 近年は屋外での活用をより便利にするために、モバイル機器とパソコンの連携も進んでいる。例えば、Windows CEやWindows Mobile対応のハンディターミナルやPDAを活用すれば、読み取ったデータを無線LANなどを使って簡単にパソコンへ送信できる。

 もちろん、業種や業務別に最適化されたモバイルシステムでなければ業務の効率化は難しい。そこでお勧めは、モバイルシステムの開発期間を短縮し、容易に運用・管理できるソフトの導入だ。入出庫・検品や倉庫管理といった業務でのモバイル活用にも、こうしたソフトで開発したプログラムで、手軽にシステムを組むことができる。

 屋外利用をもっと手軽に行いたい場合は、携帯電話に接続できるバーコードスキャナーの活用を考慮したい。最新のバーコードスキャナーは、Bluetoothによって、読み取ったデータをワイヤレスで簡単に携帯電話へ転送できるのが魅力。小売業などの売上入力や勤怠管理、運送業における荷物配完入力、メンテナンス業における作業報告入力、医療機関における備品管理や誤投薬防止システムなど、様々な分野で携帯電話を活用したモバイルシステムを手軽に構築できる。
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