

Luiは、まったく新しいコンセプトのパソコンとして登場した夏モデルの目玉だ。一言で表すなら「ホームサーバー」で、使い方も従来のパソコンとは一線を画している。
これまでにも、ホームサーバーをうたう製品は多く登場しているが、Luiほど特化したモデルはかつてなかった。Luiの役割は、録りためた地デジの番組や写真データを、他のパソコンやテレビに配信すること。メインのサーバーであるLui SX単体では、テレビ番組をリアルタイムで視聴することができない。もっとも、LuiはHDMI端子で大画面テレビとつないで使うので、テレビ側のチューナーで放送中の番組は視聴できる。
デジタル放送を2番組同時に録画して、ネットワークに接続した家中の機器で再生できるのが、Luiの主なコンセプトだ。今回は、サーバーやクライアントなどいくつかの製品が登場している。
まずは、そのコンセプトを理解することからスタートしよう。
Luiの中核になるのが、ホームサーバPC「Lui SX」だ。ちょっと大きめのレコーダーのような外観で、内部にはPC用とレコーダーシステム用の2つのHDDを持っている。上位モデルは録画だけに1TBの大容量が利用できるので、デジタル放送が最長250時間以上録画できる。
CPUは、インテル® Core™2 Duo プロセッサー T7200 (2GHz)。T7200は、2つのコアを持つ高性能なデュアルコアCPUで、動画や画像の処理など負荷の大きな処理も楽々とこなすことができる。
このホームサーバーで記録した番組を、別の部屋に置いたパソコンや大画面テレビで再生するのが、「コンテンツオンデマンド」の考え方だ。Lui SXは、2番組を同時に配信するパフォーマンスを持っている。

Lui SX
Luiシリーズの中核となるサーバーは、2モデルをラインアップする。HDDは録画用とPC用の2つを内蔵する。AV機器のような外観で、HDMI端子を利用して大画面テレビとつなぐのだ。
Luiのもう一つのコンセプトが「PCオンデマンド」だ。こちらは、専用のクライアント端末でLuiサーバーにアクセスして、オンスクリーンで利用しようという、かつてない試みだ。クライアント端末では、インターネット回線を通じて、サーバーの画面を操作する。CPUやOS、アプリケーションは、全部サーバー側にある。インターネット回線を通じて、液晶画面とキーボードを利用していると考えると分かりやすい。
対応するサーバーは、Lui SXとテレビ機能を持たない「VALUESTAR R Luiモデル」の2機種。メールチェックやOffice 2007の操作などパソコンの機能を中心に使うのなら、後者が適している。 VALUESTAR R Luiモデルは、スリムタワー型のきょう体で19型ワイド液晶が付属する。VALUESTAR R Luiモデルの上位モデル「VR970/MG」は、CPUにインテル® Core™2 Quad プロセッサー Q6600 (2.40GHz)を採用している。Q6600は、4つのコアで処理能力を高めたクアッドコアCPUを内蔵。「動画再生」と「ウイルススキャン」など、複数の処理も同時にスムーズに実行できる。
Lui RN
モバイルノートタイプのLui端末。10.6型ワイドの画面サイズで約650グラムと超軽量。鞄の中に常に入れておいても負担のない軽さだ。
Lui RP
PDAタイプのLui端末。本体はスライド式でキーボードを格納しており、タッチペンと併用する。このサイズにしてWindows Vistaをコントロールできるのだ。
VALUESTAR R Luiモデル
サーバー機能を備えるスリムタワー型のデスクトップPC。4つのコアを持つクアッドコアCPU「インテル® Core™2 Quad プロセッサー Q6600 (2.40GHz)」を搭載。高い処理能力を備えている。

















