窓際にラジカセを置き、アンテナを伸ばして目当ての放送局にチューニングを合わせ……というラジオの聴き方が、大きく変わりつつある。ノイズのない鮮明なラジオの音声を、放送とほぼ同時にインターネットで聴けるネット配信のサービスが広がっている。
NHKは2011年9月に、ラジオ第1/第2とFMの各放送のネット配信を始める。まずは2年間を試験配信の期間と位置付け、パソコンのほか、Android搭載スマートフォンやiPhoneで聴くためのアプリも用意する予定だ。
ラジオのネット配信は、いくつかのサービスが先行しており、エリアの拡充などでより身近になっている(図1)。「radiko.jp」を手掛ける radiko(ラジコ)は、これまでの関東・近畿に加え東海・北海道・福岡の各地域でもサービスを始めた。さらに震災後の復興支援として、4月28日から約半年の予定で、岩手・宮城・福島・茨城の各県にあるAM/FM計7局を全国に配信。各地に避難している被災者が被災地の情報を入手できる。KDDIは「LISMO WAVE」を1月にスタート。月額315円だがエリア制限がなく、北海道から沖縄まで全国のFM52局を、国内のどこからでも聴ける。
ラジオの音声をネットにも流すには、権利者の許諾を得るという課題がある。ここでいう権利者は、(1)番組の出演者、(2)日本音楽著作権協会(JASRAC)などの著作権団体、(3)野球や競輪などのスポーツ中継の興行団体、(4)コマーシャルの広告主──など。対応が難しいのは、地域を限定することを前提に各ラジオ局で放送してきた(3)スポーツ中継や(4)CMだ(図2)。
この問題に対しradikoは、「配信に既存のラジオ放送と同等のエリア制限を設け、radiko.jpもラジオ放送に含まれるという契約形態で許諾を得ている」(radiko 業務推進室長の青木貴博氏)。
一方、LISMO WAVEとNHKはエリア制限を設けず、既存のラジオよりも広い範囲で聴けるようにしている。KDDIは「音楽をより多く聴いてもらうという観点で、 LISMO WAVEはFM局を対象にしている。一部の番組は配信できないが、FMはAMと違いスポーツ中継が少ないため、あまり問題はない」(KDDI メディア・CATV推進本部 メディアビジネス部 映像サービスグループ 課長の藤田哲史氏)。LISMO WAVEではCMの配信について各ラジオ局の判断に任せており、CMを配信しないラジオ局もある。
NHKの場合は東京エリアの放送を全国に配信するため、全国での放映権のないスポーツ中継や、東京地区の政見放送など、一部番組は配信しない。対応の手法は各社各様である。
遊びにも仕事にも
楽しく快適に使いこなす!
誰も教えてくれなかった
スマートフォンの使い方が満載!
撮影から加工まで写真活用の
すべてまるわかり!
アンドロイド「使いにくい」を
徹底解消!
パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
・お役立ち周辺機器購入ガイド
・最新画像処理ソフト驚きの実力
・新型CPU搭載の夏モデルが登場ほか
パソコン初心者応援マガジン
・必ず見つかるネット検索
・写真の保存&印刷決定版
・キーボードの便利技43 ほか
パワーユーザーのためのPC総合情報誌
・Ivy Bridge大研究
・本気で作る小型・静音PC
・新世代グラフィックスボードほか
ビジネスマンのパソコン誌
・パソコン&スマホで地図&GPS
・PDF「新」活用術
・ネットでらくらく資産管理 ほか