今年の春パソコンは、インテルが新CPUを投入し、アーキテクチャーが一新されたことが大きな特徴だ。それだけではなく、新しいUSB規格が登場し、OSは64ビット版のWindows 7の採用が進むなどパソコン選びのポイントが大きく変わりつつある。賢いパソコン選びのためにも、最新トレンドをしっかり押さえておこう。
インテルが1月、新CPUの「Core i」(キーワード1)シリーズを投入。この春モデルからノート、デスクトップのCPUは、低価格モデルを除き、Core 2シリーズから一気に置き換えられた。
Core iシリーズは、ハイエンド向けのCore i7、メインストリーム向けのCore i5、低価格帯向けのCore i3の3タイプがある。1つのコアで2つのスレッドを実行する「ハイパースレッディング」機能を持ち、Core i7とCore i5はCPUコアを2つまたは4つ搭載し、負荷に応じてクロック周波数を自動的に引き上げる「ターボ・ブースト」機能を有するのが特徴だ。CPUにメモリーコントローラーを内蔵しているほか、1月に登場したモデルはグラフィックス機能も内蔵している。普及価格帯向けのCore i3でも、Core 2 Duoの上位モデルを上回るほどの性能を持ち、パソコンの処理性能が一気に底上げされた形だ。
拡張端子は長い間USB2.0が主流だったが、その後継規格である「USB3.0」(キーワード2)端子を搭載したパソコンがNECや富士通から登場してきた。USB3.0の規格上の最大通信速度は、USB2.0の480Mbpsに対して約10倍の5Gbps。搭載しているNECや富士通のパソコンでは約5倍の2.5Gbpsが理論上の最大速度となっている。これまでのUSB端子との互換性があり、従来のUSB1.1/2.0機器も接続して使えるが、この場合の通信速度は、USB1.1/2.0の速度にとどまる。
ただし春モデルで発売されたUSB3.0端子搭載機は、USB3.0のコントローラーチップをチップセットとは別に搭載することで機能を実装している。普及価格帯のパソコンに搭載されるようになるのは、チップセットにUSB3.0機能が内蔵されてからになりそうだ。
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