2010年春モデルのパソコンが、各社から続々と発表されている。インテルの新CPUやUSB 3.0端子などが注目点だ。新製品をジャンル別に紹介する。
3月から4月にかけての入学・入社シーズンは、1年の中で最もパソコンが売れる商戦期。それに向けて、主要パソコンメーカーから2010年春モデルのパソコンが相次いで登場している。現時点で発表されている製品を、スタンダードノート、テレビノート、携帯ノート、デスクトップのジャンル別に見てみよう。
この春最大の注目点は、インテルが新CPU「Core i7/5/3」シリーズを普及価格帯に投入してきたことだ。これまで「Core 2 Duo/Quad」シリーズを搭載していたモデルの大半が、「Core i7/5/3」シリーズ搭載に切り替わっている(110ページに詳細記事)。
このほか、USB 3.0端子搭載パソコンが登場。OSは64ビット版のWindows 7を選択できるモデルが増えている。携帯ノートではモバイルWiMAXやイー・モバイルなどモバイル通信モジュールを内蔵した製品が増えてきている。ネットブックは新CPUのAtom N450が登場し、ほとんどのモデルがこれを搭載しているのが特徴だ。
Core iシリーズは既にハイエンドパソコン向けの製品があるが、インテルが1月に発表した「Core i7/5/3」は、これまでCore 2 Duo/Quadがカバーしていた普及価格帯向けの製品だ。Core i5はスタンダードなパソコン向け、Core i3はその廉価版という位置付けになる。
これによりスタンダードノート、テレビノート、デスクトップの大半がCore iシリーズ搭載になった。ただしCeleronほど安い価格帯のモデルはまだないため、一部の低価格パソコンは従来のCeleronを搭載している。
Core iシリーズは、CPUの中核になるコアを2個、または4個搭載。メモリーコントローラーも内蔵している。そして、熱設計電力(TDP)の範囲内で負荷に応じてクロック周波数を引き上げる「Turbo Boost(ターボ・ブースト)」機能、同時に2つのスレッドを実行する「ハイパー・スレッディング(HT)」機能が特徴。これらの機能の有無、CPUコアの数、Core 2シリーズの2次キャッシュに相当する3次キャッシュメモリーの容量などはモデルにより異なる。こうした機能により、処理性能は同じ価格帯のCore 2シリーズの製品を上回る。
また、今回発表された「Core i7/5/3」は、CPUにグラフィックス機能を内蔵している。これまで、普及価格帯のパソコンはチップセット内蔵グラフィックス機能を使うものが多かったが、その代わりとなるものだ。
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