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AMDとIntelにとって2011年が本当の転換点

2009年5月1日 page:1/3次へ

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 IntelとAMDのCPUロードマップは、多くの製品計画で埋め尽くされており実ににぎやかだ。でも、だまされてはいけない。マップ上のコードネームをはぎ取れば、そこには単純な流れが見えてくる。新しいCPUアーキテクチャーとプロセス技術への移行だ。IntelとAMDは、1年ずれたペースで交互にアーキテクチャーとプロセスの移行を進めている。ところが、2011年には、両社が軌を一にしてCPUアーキテクチャーの大変革に挑む。

ロードマップの裏側に見える単純な移行図

 2009年のAMDの、デスクトップCPUのロードマップはごちゃごちゃしている。45nm世代の製品ラッシュで、既に登場しているクアッドコアのPhenom II X4、トリプルコアのPhenom II X3に加え、Phenom II系のデュアルコア版も登場する。さらに、Phenom II系から3次キャッシュを取り除き、コストを下げた廉価版45nm世代CPUとしてAthlon X4/X3/X2も登場する。

 それぞれ周波数が異なる製品があるため、一見、多種類の製品が出てくるように見える。しかし、アーキテクチャー的に見るとそうではない。CPUコアのアーキテクチャー自体は、上から下まで統一されているからだ。AMDは、2008年を通じて、K8系からK10系へとデスクトップCPUを移行させてきた。CPUアーキテクチャーで見るなら、AMDの2009年は、実は大きな変化のない静かな年となる。

 対するIntelは、既に2008年に45nmプロセスへの移行を進めてしまった。今年は同じ45nmで、Core i7系アーキテクチャーへの移行の年となる。廉価版クアッドコアの「Lynnfield(リンフィールド)」を今年中盤に投入、2010年頭にはデュアルコアの「Clarkdale(クラークデール)」を投入する。Clarkdaleは32nmプロセスで製造され、2010年にはIntelは32nmへの移行を始める。

 こうして見ると、IntelとAMDは、互い違いに、プロセスとアーキテクチャーの移行を進めていることが分かる。

 2009年は、AMDが45nmプロセスへ移行し、IntelがCore i7アーキテクチャーへの移行を進める。2008年にはIntelが45nmプロセスへと移行し、AMDはK10アーキテクチャーへの移行を進めた。また、2006年後半から2007年には、IntelがCore 2アーキテクチャーへ移行し、AMDは65nmプロセスへと移行した。

 ところが、2010年にこのサイクルが崩れる。Intelは32nmプロセス移行を行うが、AMDはアーキテクチャー移行を行わない。2011年に両社がそろって新アーキテクチャーへ移行することになる。

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CPUアーキテクチャーとプロセス技術、CPUコア数だけに絞り込んで、分かりやすくした移行図。図中のCPUコア数は、1個のダイ(半導体本体)に搭載されたコアの数。ネイティブマルチコアだけを数えている。

記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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