HDDのインターフェースは、転送速度の高速化と低コストを目指して進化を続けてきた。PCに初搭載されたST-506インターフェースは、ホストコンピューターで細かく制御する必要があった。SCSIは1986年に登場し、高速化を重ねてきたが、現在はSASに切り替わった。
今回から2回に渡って、HDDのインターフェースの変遷を振り返ってみよう。HDDのインターフェースは、転送速度がより高速で、コストのかからない方法へ変化してきた。ここ1年では、PCに搭載されるHDDのインターフェースは、ほぼSerial ATA(SATA)に切り替わった。20年近く使われ続けたParallel ATA(PATA)の役目が終了し、後は保守部品として残るだけだ。サーバーやワークステーション向けのHDDでも従来のSCSIからSerial Attached SCSI(SAS)へ移行した。
1980年、Seagate Technologyは、5.25インチで厚さが約8cm、容量5MBのHDD「ST-506」を発売した。重さは2.1kgでずっしりと重く、高価なコンピューター部品の風格があったのを記憶している(図1)。このHDDは、PCにHDDを搭載するきっかけとなった製品だった。同時にPCと接続するインターフェースの規格としても「ST-506」の名称が使われた。
| ●PCに初めて搭載されたHDD「ST-506」 |
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図1 Seagate Technologyから1980年に発売された「ST-506」。5.25インチのディスクを5枚搭載し、5MBの容量を達成した。厚さは約8cmで、少し前の厚型CD/DVDドライブ2台分の厚さに相当する。 |
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