前回は、表内にある複数のキーワードを検索して、それらの文字を目立たせることができるワークシートを作成しました。今回は、検索して文字を目立たせるだけでなく、置換することのできるワークシートです。置換後の文字も色や大きさを変えて、どこが置換されたのかがすぐ分かる仕組みにしています。しかも、キーワードを指定するシートと、検索・置換の対象になるシートを別にして使いやすくしました。
図1がキーワードを指定するシートです。1行目の「検索文字」欄に探したい文字を入力し、2行目の「置換文字」欄に置き換えた後の文字を入れます。これらは列ごとに対応し、3組の「検索文字」と「置換文字」を入力できます。右側に「ハイライト」と「置換」という2つのボタンがあります。
「ハイライト」ボタンは前回と同様の機能を備えます。表の中で「検索文字」を探し、「検索文字」欄で指定した文字の大きさと色に変更するものです。
「置換」ボタンは1行目の「検索文字」を探して、2行目の「置換文字」に置き換えます。しかも、置き換えると同時に、「置換文字」欄で指定した文字の大きさと色に変更します。
今回は、シートを実務で使いやすくするために、キーワードを入力するシートと、検索・置換の対象になる表を別のシートにしてあります(図2)。
「元データ」シートに検索・置換の対象になるデータを入力します。マクロを実行すると、シート上のデータを丸ごと「操作後」シートにコピーして、そこで検索や置換を実行します。
マクロを図3に示しました。これは図1の「置換」ボタンを押したときに実行するマクロです。前回のマクロを改良したもので、(1)〜(3)で示した部分が主な改良点です。
(1)の部分は、「元データ」シートを「操作後」シートにコピーするためのものです。マクロを実行しても元データは書き換えられないので、キーワードを変えながら何度でも実行できます。実際に使っていると、これが便利です。
(2)の部分で「置換文字」を得ています。Offsetを使って、「検索文字」欄のすぐ下にあるセルの情報を得る仕組みです。図1のB1〜D1の3個のセル範囲に「キーワード」という名前を付けていますが、名前を付けたセル範囲を横方向に延ばせば検索・置換の文字セットを増やすことも可能です。
(3)は文字を置換するための命令です。置換した後、図1で「置換文字」に設定している文字の色と大きさを、「操作後」シートのデータに反映させます。
なお、「ハイライト」ボタンを押したときに実行するマクロも、ダウンロードしていただくファイルには含まれていますので、ぜひ確認してみてください。
■解説で使用したExcelファイルを以下からダウンロードできます。
Excelファイルと集約実験用のサンプルファイルを圧縮した自己解凍形式(58KB)
Excelファイル形式(43KB)うまくダウンロードできない場合は日経パソコン講座ファイルのダウンロード方法をご覧ください。
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