前回は、文字情報の多い表から特定のキーワードを検索し、目立たせるワークシートを作りました。今回は一歩進めて、検索するキーワードを複数指定できて、しかも目立たせるための色とサイズを自由に決められるように改良しています。
図1が今回作成したシートです。A2〜C2セルのキーワード欄に目立たせたい文字を入力して、好みの色とサイズを指定します。図の例では文字サイズを大きくして、色を変更してあります。「実行」ボタンを押すと、表に含まれているキーワードが、A2〜C2セルで指定した色とサイズに変わります。
キーワードは3つ指定できます。赤、青、黄色などと色を変えて、どのキーワードがどこにあるのか、表全体を見渡したい場合に使えます。
図2がマクロのプログラムです。表からキーワードを探して文字の色やサイズを変更する機能は前回とほぼ同じです。今回は複数のキーワードを指定できるように変更しました。前回のワークシートではキーワードを入れるためのセル1個だけに「キーワード」という名前を付けていました。今回はA2〜C2のセル範囲に「キーワード」という名前を付けています。
マクロのコードでは2行目の「For Each」で始まる行と、下から2行目にある「Next」で挟まれた部分をキーワードの数だけ繰り返し処理します。
今回は3個のセルですが、必要とあれば10個でも20個でも、多数のセル範囲に「キーワード」という名前を付ければ、それらすべての処理ができるようになります。マクロプログラムを変更することなく、シート上に付けた名前の範囲を変更するだけですから簡単です。ただし、処理するキーワードの数を増やすと処理時間も長くなるのでご了承ください。
前回作成したマクロでは、発見したキーワードをどんな色やサイズに変更するか、あらかじめコードに埋め込んでありました。今回はA2〜C2セルの書式を読み込みます。4行目の「色 =」で始まる行でキーワードの文字色、5行目の「文字サイズ =」で始まる行で文字サイズを読み込んでいます。
キーワードを赤にするか青にするか、大きくするか小さくするかなどを、使うときに自在に変更できるのは便利です。ただし、変更できるのは文字の色とサイズだけです。キーワードに太字や斜体、取り消し線などを入れてもデータ部分には反映されません。
なお、このマクロでは表の5行目から50行目までだけを処理対象にしています。50行目を超えるデータがある場合はマクロの7行目にある「5:50」の部分を書き換えてください。
■解説で使用したExcelファイルを以下からダウンロードできます。
Excelファイルと集約実験用のサンプルファイルを圧縮した自己解凍形式(58KB)
Excelファイル形式(43KB)うまくダウンロードできない場合は日経パソコン講座ファイルのダウンロード方法をご覧ください。
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