パソコンやスマホを常時使っていて、それはそれで便利だと思う。一方、現実の「メモ用紙」というものの簡易さ便利さに改めて目を見張ることがある。とりあえず束になっていて、何かあればすぐにメモして、ちぎって持っていったり人に渡したり、ディスプレイのフチや冷蔵庫の扉に貼り付けたり。そんな感じで、ITに毒され尽くしたカラダに、一束のメモ用紙の使い勝手が新鮮に思える今日このごろ。
とは言え現実は未だにアナログ。ITに振り回されては本末転倒、と分かっているのだが、そうは言っても、デジタルデータの便利さもまた捨てがたい。いくらでもコピーが作れるし、編集や修正、加筆も簡単。以前のデータを複製して修正すれば新しいデータの出来上がり。印刷して持っていけるし、メールに添付もできるし。
現実のリアルな「メモ」をパソコンで再現しようとしたことがある。まさにその名のとおりの「メモ帳」というアクセサリーソフトやテキストエディターなどを開いて、メモを取ったり覚え書きを書いたり。でも、まあ、新規ファイルを作って、いちいち名前を付けて保存したり、以前のものを参照して開いたり、手間がつきまとうので、思い付いたらすぐにメモというのは難しい。逆に、現実のメモ用紙に書いたメモをデジタルデータにしようと思えば、メモをスキャンしてOCRで認識させて、とか、やはりそれもなかなか難しい。
で、今回紹介するソフトは、パソコンにメモ用紙の機能を追加する便利なソフト。その、「エディターやメモ帳ソフトはなかなかままならないので、結局メモ用紙に走り書きで済ませてしまう」あたりを、すぐ起動できて、動作が軽くて、しかもファイルの作成や保存などを考えることなく、現実のメモ用紙のようにメモを取れる。しかも2000年の公開から、地道にバージョンアップを続けてきている歴史の長いソフト。
とにかく、現実のメモに即した使い勝手の良さに好感が持てる。そのうえ、ひとつひとつのメモをテキストとして保存するのでほかのソフトにも使い回しがきくし、もちろんWebページなどほかの書類からのコピペも可能だし、検索も可能、みたいな感じで、デジタルの利点を十二分に生かしていて、まさにアナログとデジタルが融合した便利さ。説明にはこうある。
使ってみると、その便利さに手放せなくなってしまう。タスクトレイに常駐して(しかも軽いのでパソコンの処理を遅らせることもない)、アイコンのクリックひとつで起動できる。気軽に思い付いたことやちょっとした覚え書きをテキスト入力したり、気に入った文章や語句、固有名詞などをコピペしたりできる。あとユニークなのは携帯やスマホのカメラ、デジカメなどでメモを撮って持ち出せる「パシャメモ」機能。そんなふうに簡単にモバイルデバイスでメモを持ち出せるのはなかなかイイ。
というわけで、現実のメモ用紙のように気軽に使えて、しかもデジタルデータの利点も十二分に生かしているソフト「どんどんメモ III」をインストールして使ってみよう。
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