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2012年1月31日

X79R-AX Extreme(ECS)

田代 祥吾=日経WinPC

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出典:日経WinPC 2012年2月号(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

X79R-AX Extreme(Intel X79)(LGA2011)

メーカー:ECS
問い合わせ先:アスク
実勢価格:2万9000円
※SPEC欄の「CPUクロック」「CPUコア電圧」は、BIOSで調整できる範囲です。これらの値は搭載するCPUによって変わります。

注目
◆Intel X79が隠し持つSASコントローラーを利用し、Serial ATA 6Gbpsを4個追加
◆温度で色が変化するシールがヒートシンクに貼り付けてある
◆背面端子に無線LANやBluetoothのアダプターを搭載
 

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 Intel X79がサポートするSerial ATA 6Gbps端子は2個だけだ。しかしECSの「X79R-AX Extreme」は、Intel X79が将来サポートする予定のSAS(Serial Attached SCSI)コントローラーを独自技術で利用可能にし、Serial ATA 6Gbps端子をさらに4個追加。4個あるSerial ATA 3Gbps端子を合わせ、チップセットだけで10個も使える。

 追加されたSerial ATA 6Gbps端子には制約がある。SASコントローラーが制御するものの、SAS端子として使えない。起動ドライブにも設定できない。BIOSの初期設定では無効になっており、利用するにはBIOS画面での設定変更も必要だ。RAIDは他のSerial ATA端子と同様に対応し、RAID0/1/10を利用できる。ただし、Intel X79が元々備えるSerial ATA 6Gbps端子と組み合わせてRAIDを構築することはできなかった。

 追加されたSerial ATA 6Gbps端子に高速なSSDを接続して速度を計測したところ、チップセットが備えるSerial ATA 6Gbpsとほぼ同じだった。外部チップが制御するSerial ATA 6Gbpsのように速度が若干低下することも無く、性能に問題は無いとみられる。

 ヒートシンクに貼られているシールで、付近の温度を視覚的に判断できるのは面白い。CPU付近の電源回路が備えるヒートシンクには、高温になると模様がオレンジ色に変わるシールが貼り付けてある。チップセットのヒートシンクにあるシールは、50℃から90℃まで5℃単位で表示が変わる。ただしチップセットのヒートシンクは温度が低く、50℃〜55℃付近で色が若干変わる程度だった。

 Serial ATA 6Gbpsの個数や拡張スロットの構成はそのままで、無線LANやBluetoothのアダプター、ヒートシンクの温度計などを省いた「X79R-AX Deluxe」(2万4000円)もある。

チップセットのヒートシンクにはシール式の温度計が貼ってある。50℃から90℃まで、5℃単位で表示できる。動作時にそれほど熱くならず、50℃〜55℃付近の表示の色が変わるだけだった。
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背面端子には、無線LANのアダプターとBluetoothのアダプターを装備。無線LANのアンテナケーブルは約45cmと長く、ケースの内側に伸びている。基板状のアンテナを付属の両面テープで貼り付けて使う。アンテナは取り外せない。
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Serial ATA端子は合計12個と多い。灰色の端子は6Gbps対応。右側の10個はIntel X79が制御し、うち左側4個はチップセット仕様外の端子となる。左側の2個は「ASM1061」(ASMedia)が制御する。
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背面端子はPS/2×1、USB 3.0×4、USB 2.0×6、eSATA×2、Gigabit Ethernet×2、各種音声入出力と多い。CMOSの初期化ボタンを左端に備える。
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チップセットが制御する仕様外のSerial ATA端子は初期設定では使えない。使うにはBIOSの「SCU SATA 6Gb/s Devices」の設定を有効にする。起動用の設定もあるが、起動用には使えない。
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仕様外のSerial ATA 6Gbps端子は「Intel C600 Series chipset SAS RAID Controller」としてPCで認識する。だが、マニュアルによるとSerial ATAとして使えるだけで、SASとしては使えないという。
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「eOC」というオーバークロックユーティリティーが付属。ベースクロックと電圧を変更可能だ。簡略化された画面構成で操作しやすい。
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システム全体の消費電力を測定し、ASUSTeK Computerの「P9X79 PRO」と比較した。アイドル時に7W、負荷時に27Wも低い。
【テスト環境】CPU:Core i7-3960X Extreme Edition(3.3GHz)、メモリー:DDR3-1600 2GB×4、グラフィックスボード:ATI Radeon HD 4350(AMDレファレンスボード)、HDD:Barracuda 7200.10 250GB(Seagate Technology)。他は共通のテスト環境を使用した。
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