岡村 秀昭=フリーランスライター
オフィスで使うプリンターといえばページプリンター(レーザープリンター)が一般的だが、最近はビジネス向けと銘打ったインクジェットプリンターも登場している。セイコーエプソンの代表機種が「Offirio PX-B510」(図1)。印刷の高速性と信頼性、そして低ランニングコストを前面に押し出したA4対応プリンターだ。普通のインクジェットプリンターや複合機とどのように違うのか、実際に試してみた。
インクジェットプリンターを本格的に仕事で使うとなると、家庭用のモデルとは少し違った性格が求められる。まず、高速性。一般的なインクジェットプリンターのようにA4文書が毎分4〜6枚といったスピードでは、仕事で使うのは厳しい。ちょっとした資料の印刷でも何分もかかってしまうことになるからだ。
また、金銭が関係してくるビジネス文書や、はがきなどの宛名印刷では、印字がかすれてしまったり、少し水気に触れただけでインクがにじんでしまったりするのは困る。さらに、インクがすぐに無くなって頻繁にインクカートリッジを買って交換しなければならないというのも、忙しい職場で使うプリンターとしては勘弁してほしいところだ。
PX-B510は、本格的なビジネスインクジェットプリンターを標榜しているだけに、このあたりの課題をクリアするための工夫がなされている。まず、スペックをチェックしてみた。