文●内藤 由美=フリーライター、写真●中村 宏
セイコーエプソンの「PX-F8000」は、A1プラスに対応した大判プリンター。流通・小売業や飲食・サービス業などで、POPやポスターを内製してコストダウンを図るのに適したモデルだ。
PX-F8000は、顔料タイプの4色インクを採用したハイスピードモデル。用紙セットから印刷処理、用紙カットまで印刷工程全体のワークフローが改善され、高速化と省力化を実現し、使い勝手が向上している。
印刷準備工程では、「ロールペーパーアダプタ」の採用により、用紙交換の労力が大幅に減少した。また、カラー液晶パネルを搭載して、インク残量などが非常に見やすくなっている。
印刷処理工程では、新ヘッドを採用することで、印刷スピードが従来より1.5〜2倍高速化された。インクは「マゼンタ」が「ビビッドマゼンタ」に変わり、金赤やオレンジなどPOP用途で重視される色の再現性が高まり、色のカバー範囲も広がっている。印刷後工程では新たに「高速ロータリーカッター」を採用し、さまざまなメディア(用紙)が高速にカットできるようになった。
また、PX-F8000とほぼ同様の機能を搭載する、B0プラス対応モデル「PX-F10000」も同時に発売されている。
PX-F8000の発売に伴い、A1プラス対応のハイスピードモデル「PX-7550S」は下位モデルの位置付けとなり、希望小売価格が29万8000円(税抜き)から22万8000円(税抜き)に値下げされた。このPX-7550Sと比較しながら、PX-F8000をレビューしていく。