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2009年12月1日

Maximus III Formula(ASUSTeK Computer)

吉川 敦=テクニカルライター

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出典:日経WinPC 2009年12月号(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Maximus III Formula(Intel P55)(LGA1156)

ASUSTeK Computer
実勢価格:3万2000円前後
問い合わせ先:ユニティ(info@unitycorp.co.jp、http://www.asus.co.jp/
※SPEC欄の「CPUクロック」「CPUコア電圧」は、BIOSで調整できる範囲です。これらの値は搭載するCPUによって変わります。

注目
◆初心者から上級者まで楽しめるオーバークロック機能が満載
◆3本のPCI Express x16は接続先ごとに色分けし、NVIDIA SLIにも対応
◆電源回路のヒートシンクが低く、大型CPUクーラーが取り付けやすい

 

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 性能を可能な限り高めて、ゲームを快適にプレイをしたい人向けのROGシリーズの新モデル。発熱が少ないIntel P55を搭載するため、従来の製品に比べて冷却機構が小型化し、余裕のある部品配置になっている。大型CPUクーラーも取り付けしやすかった。Intel製チップセットだが、ATI CrossFireXだけでなく、NVIDIA SLIにも対応。

 新たに、自動オーバークロック機能「AutoTunig」に対応。ユーザーの代わりに専用ソフトが、オーバークロックの限界を自動で探る。時間はかかるものの、試行の様子を派手なグラフィックスと共に表示するため、オーバークロック初心者にとっては興味深いだろう。

 自動オーバークロック機能と一口に言っても、その方向性は各社ごとに微妙に違っている。ASUSの場合は、DDR3-1333を超えるようなオーバークロックメモリーと組み合わせた構成に向いている。というのは、標準設定では、CPUのオーバークロックに合わせて、メモリークロックも上げていくためだ。そのほかにも、本製品では、オーバークロックメモリーの設定を最適化するBIOSの新機能「MemPerfect」などを用意しており、オーバークロックメモリーの性能を発揮できやすくなっている。

 別のPCからオーバークロックを制御する新機能「ROG Connect」も備えている。オーバークロックの際、安定性の確認のために負荷テストを行うと、オーバークロック設定ソフトの動作が不安定になることがあるため、最近は基板上のボタンで調整できる製品が増えている。ROG Connectはこれをさらに進めたもので、別のPCの画面に、現在の状態を表示できるため、調整しやすい。

 CPUの電源回路は16+3フェーズ。演算コア向けの16フェーズは、負荷に応じて8フェーズに切り替わって省電力化を図る。切り替え機能は、BIOSメニューでオン/オフできるようになった。

オーバークロックなどをほかのPCから制御できる「ROG Connect」に対応。安価なネットブックなどを専用のオーバークロック制御パネルとして使っても面白い。
「Auto Tuning」の結果。Core i5-750は、3140MHz(157MHz×20)となり、18%ほど上昇した。初期状態ではメモリークロックもそのまま上昇する。このため、メモリーもDDR3-1570になり、その電圧も12%ほど昇圧した。
メモリーをDDR3-1333より高速に動作させるには、CPUのベースクロックによるオーバークロックが必要。BIOSの新機能「MemPerfect」は、この作業を自動で行える。
新しくなったオーバークロック設定ソフト「TurboV EVO」。一時的にオーバークロックしてTurboモードを実現する「Turbo Key」機能を統合したほか、オーバークロックの限界を自動で探る「Auto Tuning」モードに対応した。
「Auto Tuning」では、ベースクロックを2MHzずつ上げながら、30秒ほどの負荷テストを実行し、どこまで安定動作するかを探る。その間、周波数が上がっていくさまを、凝った演出で画面に表示する。
システム全体の消費電力を測定した。省電力ソフト「EPU 6-Engine」の「Max Power Saving」モードは、消費電力は大幅に減少するが、CPUの動作周波数も著しく低下する。一方、BIOSメニューで電源回路のフェーズ切り替え機能を有効にしたところ、そのままの性能で、アイドル時の消費電力が8Wほど減少した。
【テスト環境】CPU:Core i5-750(2.66GHz)、メモリー:DDR3-1333 1GB×2、HDD:ST380815AS(Seagate Technology)、BDドライブ:DH-401S(Lite-On Technology)、グラフィックスボード:RADEON HD 3450搭載製品、電源:CoRE PoWER 2 500W(サイズ)、OS:Windows 7 Home Premium 32ビット日本語版
I/OパネルにはCMOSクリアボタンを備え、ケースを開けなくても初期化できる。右端は、別のPCからオーバークロックなどが制御できるようになる「ROG Connect」用の端子。

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