日本マイクロソフトは2012年2月20日、個人ユーザー向けのWindows VistaおよびWindows 7に「延長サポート」を提供すると表明した。この方針転換について、日本マイクロソフトに改めて詳細を確認した。
既報の通り、従来のサポート方針では、個人ユーザー向け製品には発売から5年間の「メインストリームサポート」のみを提供し、企業向け製品に対してだけ追加で5年間の「延長サポート」を提供することになっていた。それが今回、Windows Vista/7の個人向け製品にも延長サポートを提供する方針に変わった。延長サポートでは、セキュリティ更新プログラムの提供を受けられるため、安全に利用できる期間が5年間延びたことになる。
延長サポートの対象となったのは、2012年4月10日にサポートが終了する予定だった「Windows Vista Home Premium」「同 Home Basic」「同 Ultimate」。これらは2017年4月11日まで延長サポートが提供される。同様に、2015年1月13日にサポートを終了する予定だった個人向けの「Windows 7 Home Premium」「同 Starter」「同 Ultimate」についても、2020年1月14日まで延長サポートが提供される。
以下は、編集部の質問に対する日本マイクロソフト広報の回答である。
サポートライフサイクルポリシー全体を変更したわけではない。ポリシーの一部を「更新」したという位置付けだ。具体的には、WindowsクライアントOSのコンシューマー向け(個人向け)製品についても、延長サポートを提供する形に更新した。Windows XPについては既に延長サポートを提供しているので、今回新たにVistaとWindows 7でも提供することになった。サーバーやOfficeなどそのほかの製品については、従来のままだ。
全体のユーザーの利点を考慮して、今回は延長サポートをコンシューマー向け製品にも提供することに決めた。
サポート期間を示す米国本社のWebページが先行して更新されていた。何日という日付は言えないが、2月17日の時点で更新されていたので、日本のWebページについても2月20日に反映させた。米国本社の決定なので、日本法人としても慌てて対応した。
日本の広報でも、正式に決まったことなのか、先にWebに上がってしまったことなのかは確認中だった。その間に一部のネットユーザーで話題になり、「PC Online」に本件に関する記事が掲載された。そのため少し遅れた感じになってしまったが、2月20日に情報を掲載した。企業ユーザー向けには個別にレターを出すなどするが、今回は対象が個人ユーザーなので、まずはWebで告知している。こっそり変えてしまうというつもりはなかった。
米国本社としてプレスリリースを出す予定はない。Windows XPの時には例外的にプレスリリースを出したが、今回はないだろう。日本の場合、ユーザーがとても気にしていることもあり、日本独自のWebページを作るなどして情報を提供している。
発売前の製品に関するサポートライフサイクルポリシーは決まっていない。Windows 8については未定だ。
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