
Legendary artist Neil Young at the AllThingsD media conference Tuesday in Laguna Niguel, California. Photo: Asa Mathat/AllThingsD
ニール・ヤングは正しい。iPhoneの音は劣悪だ。もっと音のよいデジタル音楽プレイヤーが登場してもいいころだろう。
D: Dive Into Media Conferenceが開催された1月31日、歯に衣着せぬ物言いで知られるこのミュージシャンはMP3への不満を露にし、一般用のデジタルオーディオ機器(ファイル形式から再生装置まで)は一新されるべきだと訴えた。
ヤングの不満はこうだ。音楽ファイルは簡単にダウンロードできるが、音質はひどく悪い。 iTunesにある曲のビットレートは平均256kbps AACで、オリジナル音源と比べるとあらゆる点でかなり劣る。CDはマスタートラックのデータの15%しか再生できず、CDをMP3やAACに変換すると、音の豊かさや複雑さがかなり失われてしまう、と。
「わたしの目標は、過去50年間実践してきたアートフォームを救出することだ」とヤングは語る。「われわれはデジタル時代に生きている。だが、残念ながら音楽にはいい影響をもたらしておらず、むしろ悪化させている」とも。
ヤングが述べていることは、オーディオファン、アーティスト、さらには注意深いリスナーが長い間感じていることと同じだ。iTunesのライブラリにあるMP3は、オリジナル録音とは似て非なるものである。CDより音が悪く、ましてやレコードやオリジナルのマスターテープからはかけ離れている。しかしながら、われわれの多くはMP3で十分だと思っている。
「スティーブ・ジョブズはデジタルの世界ではパイオニアだったが、家ではレコードを聴いていたという」──ニール・ヤング
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