既に米マイクロソフトの開発者ブログ「Building Windows 8」で明らかにされている通り、Windows 8は、「シャットダウン」した状態からの起動(コールドブート)よりも高速に起動できる新技術を採用している(関連記事)。開発者ブログでは「Fast Boot」(高速起動)と呼ばれていたが、9月14日公開された開発者向けのプレビュー版(Developer Preview)では、「Hybrid Boot」(ハイブリッドブート)という名称で搭載されている。
ハイブリッドブートは、シャットダウンと「休止状態」の中間に位置付けられる技術だ。終了時に「ユーザーセッション」を完全に終了させながら、「カーネルセッション」のデータは休止ファイルとしてハードディスクに保存する。これにより、起動時には休止ファイルを読み取り、デバイスドライバーを初期化するだけでログオン画面まで到達できる。Windowsのシステム全体を初期化して起動するよりも速いことに加え、ドライバーの初期化を行うことで、より安定した状態で起動できる。
従来の「休止状態」を利用した場合も高速な復帰を実現できるが、休止状態ではドライバーの初期化が行われないため、OSが不安定になる可能性がある。これを解消しつつ、高速な起動を実現するのがハイブリッドブートというわけだ。
実際にどのくらい高速に起動するのか、開発者会議「BUILD」で参加者に配布された韓国サムスン電子のスレートPC「700T1A」で早速テストしてみた。開催期間中は、同じ製品が報道関係者にも貸与されている。同製品は、CPUがCore i5-2467M(1.6GHz)、メモリーは4GB、64GBのSSDを搭載するという仕様。SSD搭載機なのでもともと起動時間は短かそうだが、Windows 8によるハイブリッドブートの効果を見てみよう。
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