富士通フロンテックは、きょう体の厚さが最薄部で4mmと薄い電子書籍ビューワー端末を試作した。2010年5月13〜14日に富士通が開催する「富士通フォーラム」に参考展示する。
同社は、カラー電子ペーパーを使った電子書籍ビューワー端末「FLEPia」(フレッピア)を2009年3月から販売している。現行モデルの厚さは12.5mm(最薄部11.3mm)であった。重さも、現行モデルは360gだったが、展示の試作機は100gへと軽量化している。きょう体にマグネシウム合金を採用したほか、メモリーカードスロットなどの部材を省くことで薄型・軽量化を図っている。試作機は、ルーズリーフと同様にバインダーに挟み込めるよう、樹脂製のシートをきょう体左側に付けてある。内蔵リチウムイオン電池の具体的な容量は明らかにしていないが、「一般的な携帯電話と同程度の容量で、データの書き換えの頻度にもよるが、2日間程度は充電せずに使える」(富士通フロンテックの説明員)とする。
製品化の予定については、「FLEPiaの次期モデルでは、現行モデルの12.5mmより薄くしたい。ただ、4mmという薄さは実用的でないとも考えており、中間くらいの厚さになるのではないか」(説明員)とする。また価格については、「現行モデル(9万9750円)より高くなることはないだろう」(説明員)。
電子書籍ビューワー端末と併せて、カラー電子ペーパーの改良品も参考展示する。カラー電子ペーパーは富士通研究所が開発したもの。液晶の素材を変更し反射率を高めたほか、液晶パネルの開口率を高めることで、明るさを従来品の1.3倍とした。また、パネル構造の見直しにより黒色表示部の光の反射を軽減することで、コントラスト比を7:1と従来品の3倍に高めた。液晶の駆動方式も見直し、768×1024ドットの画面の描き換えにかかる時間を0.7秒と従来品の2分の1に改良した。今回参考展示する改良品のカラー電子ペーパーは2010年10月をめどに製品化する予定で、FLEPiaの次期モデルも改良品のカラー電子ペーパーを搭載予定としている。
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