米アドビシステムズは、2010年2月15日からスペインで開催中の携帯電話展示会「Mobile World Congress 2010」(以下、MWC)において、「FLASH PLAYER 10.1」とFLASH上のアプリケーション実行環境である「AIR 2」を積極的にアピールしている。
同社ブースでは、2008年にメーカーや通信事業者などと共同で立ち上げた「Open Screen Project」と呼ぶプロジェクトの成果を披露。同じFLASHコンテンツやAIRアプリケーションが、スマートフォンや小型情報端末、パソコンを問わず、同様に動作する様子をデモンストレーションしている。「一般ユーザー向けに、手に取って試せる形で公開するのは今回が初めて」(説明員)。
デモの中心は、米グーグルの「Nexus One」や米モトローラの「DROID」といったAndoroidケータイを並べ、試作段階のFLASH PLAYER 10.1とAIR 2を動作させるというもの。AndroidケータイのWebブラウザーで、FLASHを活用したWebサイトへアクセスすると、FLASHコンテンツの部分もきちんと表示される。iPhoneでは表示できない各種アニメーション付きのWebサイトや、FLASH上で動画を扱う「FLASH VIDEO」に対応したYouTubeなども問題ない。使い勝手は、パソコンのWebブラウザーとほぼ同じだ。
また、AIR 2に対応したアプリケーションがいくつかAndroidケータイにインストールされており、例えばゲームなどを全画面で楽しめる。見た目は、通常のAndroid用アプリケーションとして開発されたものと区別が付かない。
Open Screen Projectは、米インテルや米グーグル、フィンランドのノキア、NTTドコモ、米ディズニーインタラクティブメディアグループなど、幅広い業種の企業が50社以上参加する団体。機器の壁を越えて、FLASHコンテンツやAIRアプリケーションが動作する環境を整えることを目的とする。その旗振り役がアドビシステムズで、同社は15日、スマートフォンなどモバイル環境向けのAIR 2発表したばかり。「2010年中には、まずAndroid版をリリースする見込みだ」(説明員)。FLASH PLAYER 10.1についても、同日ベータ版の提供を開始し、2010年半ばまでに正式版をリリースするという。
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