セキュリティ製品などを提供している米CAは2010年2月9日、新たな「偽ソフト」を確認したとして注意を呼びかけた。特徴は、日本語を含む19言語に対応していること。ユーザーが設定した言語で、設定画面や偽の警告を表示する(図1)。
ここでの「偽ソフト」とは、大した機能を持たないにもかかわらず、セキュリティ対策などの機能を備えているとかたられて配布されるソフトのこと。ほとんどの場合、インストールすると、パソコンに問題がないにもかかわらず、「ウイルスが見つかった」などと偽の警告を表示。問題を解消したければ、有料版を購入する必要があるとして販売サイトにユーザーを誘導し、クレジットカード番号などを入力させようとする。
現在出回っている偽ソフトのほとんどは英語版。設定画面や警告画面などは英語で表示される。2006年から2007年にかけては日本語版もいくつか確認されたが、最近では報告例がなかった。
ところが、今回CAが報告した偽ソフトは、日本語を含む19言語に対応。ユーザーが設定した言語で、設定画面や警告画面を表示する(図2)。以前、CAでは5言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語)に対応した偽ソフトを確認しているが、19もの言語に対応した偽ソフトは今回が初めてだという。
具体的には、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スウェーデン語、スペイン語、ポルトガル語、ノルウェー語、韓国語、インドネシア語、チェコ語、ポーランド語、ギリシャ語、日本語、トルコ語、スロバキア語、マレーシア語、オランダ語、タイ語――に対応している(図3、図4)。
今回の偽ソフトは、ユーザーの環境に合わせて名称を変更することも特徴。ユーザーが使用しているWindowsのバージョン(種類)に合わせて、インストールされるソフト名を変更する。
例えば、Windows XPにインストールされた場合には、XP Antivirus 2010やXP Internet Security 2010、Windows VistaではVista Antivirus 2010やVista Internet Security 2010、Windows 7ではWin7 Antivirus 2010やWin7 Internet Security 2010といった名前になる。
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