HANA Micronは半導体のテストや加工を手がける韓国のメーカー。2001年にSamsung Electronicsからスピンアウトした企業だ。主な取り引き先はSamsung ElectronicsやHynix Semiconductorなど。2002年にUSBメモリー、2008年にSSD事業を開始。いずれも日本の大手メーカーにOEM供給している。
2009年9月に、SSDのパッケージ製品「Forte」シリーズを日本の自作PC市場に投入。同スペックの他社製品より安価で人気を集めた。同年11月には、34nmプロセスで製造したNANDフラッシュメモリーを採用した「Forte Plus」シリーズを発売した。Samsung Electronicsと結び付きのある企業の強みを、最高経営責任者(CEO)の崔昌浩(チェチャンホ)氏に聞いた。
チェ氏はHANA Micronの特徴を、「半導体の加工について高い技術力と豊富な経験を持ち、各メーカーへのチップ供給元として培ったネットワークもある」とし、自作PC市場では新興メーカーであるものの技術力や販路の広さは老舗メーカーに劣らないとアピール。Samsung Electronicsのチップを入手しやすく、「高性能なモデルを安定した数量で市場に投入できる」(同氏)とした。
SSD市場について同氏は、「フラッシュメモリーチップやコントローラーの製造能力が高い、IntelやSamsung Electronicsが中心となるだろう」と予測。ただ、自作PC市場では多様な製品展開が必要になる。「幅広いメーカーから適切なコントローラーを調達できるHANA Micronが有利だ」とした。「SSDを採用したシステムが増えてきており、環境面からもSSDが注目されている。自作PC向けだけでなく、企業向け製品の開発にも注力する」と語った。
同社のSSDはコントローラーにSamsung Electronics製ではなく、INDILINX製を採用する。これについてDigital Business Divisionのキムドンホ課長は「INDILINX製を選んだのは性能が高く人気があると判断したから。今後はSamsung Electronics製コントローラー搭載モデルも検討している」とした。
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