チェリコ・エンターテインメントは2009年12月8日、お絵描き・アニメ制作ソフト「PICMO」を発表した。NHK「みんなのうた」で話題を集めた「おしりかじり虫」の制作者である「うるまでるび」と、東京大学大学院の五十嵐健夫准教授、MS-DOS用テキストエディター「VZ editor」の作者の兵藤嘉彦氏が共同で開発。同日から先行販売、2010年1月1日から正式販売を開始する。価格はダウンロード版が9800円。パッケージ版が1万2800円。
PICMOは、従来「うるまでるびペイント」として開発されていたソフト。既存のお絵描きソフトよりも簡単かつ感覚的に絵を描けること、アニメーションを作れることを目指した。「小学校高学年くらいからプロまで活用できる」と言う。
機能は描画機能とアニメーション機能に大きく分かれる。
描画機能は、「いい子いい子ペン」や「形状記憶ひっぱりペン」などを搭載。いい子いい子ペンは、フリーハンドで描いたいびつな線をマウスやタブレットペンで「いい子いい子」となでるようになぞることで、スムーズな線に修正する。形状記憶ひっぱりペンは、線や一部をつまんでドラッグすることで、元の線の形をある程度維持しながら変形する。
アニメーション機能は、「アニメクリップ」を搭載した。描き上がった絵の手や足、首など動かしたいポイントにピンを打ち、このピンをマウスやタブレットペンでドラッグすると、人形が手足を動かしているかのように自然に変形する。録画機能やサウンド機能もあり、アニメクリップで動かした動きを録画して効果音やBGMを付ければアニメーションを制作可能だ。Flash形式やQuickTime形式に書き出して、「YouTube」などの動画共有サイトにアップロードすることもできる。
発表会では、うるまでるびのうるま氏自身が、アニメクリップで手描きのイラストを動かしたり、アニメーションを制作するデモを実施。五十嵐准教授がその技術について説明した。これによると、PICMOではイラストの内部を細かい三角形に分割。それぞれの三角形のゆがみが最小になるように変形することで、「全体のバランスを維持したまま、自然に変形できる」(五十嵐准教授)。
PICMOの発売を機に、うるまでるびはチェリコ・エンターテインメントを設立。ソフトの販売やプロモーション活動を開始した。今後は、幼児や小学校低学年の子供でも使えるキッズ版や「iPhone」上で動かせるiPhone版なども開発したいという。また、学習ソフトとして、小学校のパソコンへの導入なども図る。
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