セキュリティ企業各社は2009年11月22日、米アップルのスマートフォン「iPhone」に感染する新たなウイルス(悪質なプログラム)を確認したとして注意を呼びかけた。感染するとiPhoneを乗っ取られ、攻撃者に自在に操られてしまう。感染するのは、保護機能を外したiPhoneのみ。通常の使い方をしている場合には感染しない。
今回確認されたウイルスが感染するのは、保護機能を外して、どのようなソフトでもインストールできるように改変したiPhoneのみ。いわゆる、「Jailbroken iPhone(脱獄iPhone)」だけ。保護機能を外した上で、SSHサーバーソフト(OpenSSH)を稼働させ、なおかつ最初に設定されているパスワード(初期パスワード)を変更していないiPhoneのみが感染対象となる。
脱獄iPhoneに感染するウイルスは、2009年11月初旬にも確認されている。「Ikee」と名付けられたこのウイルスは、iPhoneに感染する世界初のウイルスとされている。Ikeeは感染したiPhoneの壁紙を変更するだけなので、危険度は小さかった。
ところが今回確認されたウイルスは、Ikeeよりも危険。感染対象や感染方法はIkeeと同じだが、感染後の挙動が異なる。感染すると、リトアニアに置かれたサーバーに接続し、iPhoneに保存されている銀行口座情報などを勝手に送信するという。
さらに、同サーバーからの命令を待ち受け、攻撃者からの命令に従ってあらゆる動作をする。いわゆるボットの一種。感染したiPhoneをボットネットの一部にする。例えば、別のウイルスを勝手にダウンロードして実行したり、他のコンピューターへの攻撃や迷惑メール送信などの踏み台になったりする。
加えて、感染したiPhoneのパスワードを変更し、ユーザーが操作できないようにする。
「Duh」あるいは「Ikee.B」などと呼ばれる今回のウイルスは、Ikeeと同様に、特定範囲のIPアドレスに次々とアクセス。アクセス先が上記の条件を満たすiPhoneの場合には、初期パスワードを使ってログインし、iPhoneに自分のコピーをインストールする(感染させる)。
ただし、アクセスするIPアドレスの範囲がIkeeよりも広い。IkeeがアクセスするIPアドレスの範囲のほとんどはオーストラリアで使われているものだったので、同ウイルスの感染は、オーストラリアだけで確認された。
一方、今回のDuhがアクセスするIPアドレスの範囲は、オランダ、ポルトガル、オーストラリア、オーストリア、ハンガリーなどに及ぶ。現時点ではオランダのみで感染が確認されているが、今後は、複数の国で感染を広がる恐れがあるという。
7年分168冊、約2万ページが1枚のDVDに!
日経パソコン読者には特価を適用!
パソコンはもちろん、プリンター、スマホ、
テレビもつないで、もっと便利に!
とにかく読みやすい入門書!
見やすい文書作りのコツを「実例」で学ぶ!
そもそもスマホって? 携帯と何が違うの?
も解説。買い方、使い方を分かりやすく紹介
パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
・Vista/XPから脱出せよ
・「2012年型パソコン」を読み解く
・ビジネスプリンター購入ガイドほか
パソコン初心者応援マガジン
・写真とビデオをデジタル保存
・ウェブアルバムを使おう
・フェイスブック初めの一歩ほか
パワーユーザーのためのPC総合情報誌
・2012年版自作の疑問100
・旬のPCケース25製品レビュー
・Radeon HD7970を速攻テストほか
ビジネスマンのパソコン誌
・今すぐ始めるクラウド
・DVD&ブルーレイ活用術
・ネット&携帯電話 節約ガイドほか