ディスプレイ規格の標準化を推進するVESA(Video Electronics Standards Association)は、2009年9月23日(米国時間)に米国サンフランシスコ市内で記者発表会を開催。同協会が新しいディスプレイ出力規格として推進する「DisplayPort」の普及状況や今後の見通し、2009年中にも策定する次期バージョンのDisplayPort 1.2に関するアップデートを行なった。
VESAのDisplayPortタスクグループで議長を務めるDellのブルース・モンタグ氏は、「最新PCチップセットやグラフィックスチップでは、ほぼすべての製品がDisplayPortに対応し、PCやグラフィックスボード、液晶ディスプレイの対応が飛躍的に進んだ」と、2008年に本格的な実装が始まったDisplayPortが順調に普及しているとアピールした。さらに同氏は、VESAが2009年2月に策定した現行の最新規格DisplayPort 1.1aを紹介。同規格の策定により、ノートPC内部の液晶パネル接続でもDisplayPortへの移行が加速すると主張した。
DisplayPort 1.1aでは、液晶パネルと直接接続するためのインターフェースとして、「eDP」(Embedded DisplayPort)を追加した。現在、ノートPCなどの液晶パネル接続が採用しているLVDS(Low Voltage Differntial Signaling)は、液晶の高解像度化に伴い規格を拡張してきたが、解像度や色数、リフレッシュレートが上がるにつれて配線数が多くなるため、ノートパソコンの設計を難しくする要因の一つになりつつあった。
VESAはLVDSに変わってDisplayPortの技術をノートPCの本体部と液晶パネル部の接続にも用いることで、高解像度パネルなどへの対応も容易にしたい考えだ。モンタグ氏によれば、「LVDSでは30ピン/29線が必要となるSXGA+(1440×1050ドット)表示やWSXGA+(1680×1050ドット)でも、eDPを使うことで20ピン/13線の接続でサポートできる。さらに、UXGA(1600×1200ドット)以上の解像度でも、eDP 20ピン/15線で対応できるため、ディスプレイ周りの回路をシンプルにできる」とした。
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