マイクロソフトは、Windows 7のProfessionalおよびUltimateのOEM版について、Windows XP Professionalへのダウングレード権を認める方針を明らかにした。Windows 7の発売から18カ月後、もしくは同OS用のService Pack 1(SP1)がリリースされる日のどちらか早い期日まで、ダウングレード権を与える。これによりパソコンメーカーは、Windows 7を搭載するパソコンを、あらかじめWindows XPにダウングレードした形で販売することも可能になる。
OEM版のWindowsでは、ダウングレード権は“1つ前”のOSに限って認められるのが通常だ。ボリュームライセンス版のWindowsについてのみ、複数前のバージョンまでダウングレード権が認められる。例えばWindows Vistaの場合、OEM版のVista BusinessとUltimateには、Windows XP ProfessionalまたはWindows XP Tablet PC Editionへのダウングレード権だけが与えられている。一方、ボリュームライセンス版のVista Businessに対しては、Windows XP Professionalに加えてWindows 2000 Professional、Windows NT Workstation 4.0/3.5、Windows 98/98SE、Windows 95へのダウングレード権が与えられている。
これに対してWindows 7では、OEM版についても、2つ前のバージョンに当たるWindows XPへのダウングレード権を認めるという。発売から18カ月、あるいはSP1のリリースまでという条件付きだが、アプリケーションの互換性などの問題から、Windows XPを使い続けたいユーザーにとっては朗報だ。1つ前のVistaについても当然ダウングレード権が与えられる。こちらは特に期限がない。
現行の最新OSであるWindows Vistaに関しては、特に企業での導入が進んでいない。企業ではいまだにWindows XPが主流で、メーカーから新規にパソコンを購入する際も、XPへダウングレードしたモデルを選択するケースが多い。マイクロソフトは、XPを熱望する企業ユーザーのニーズに応えるために、Windows 7についても例外的にXPへのダウングレード権を認めることにした。

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