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2009年6月11日

ネットユーザーの9割以上がID・パスワードを違うサイトで使い回し――野村総研調査

恩田 八郎=Infostand

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 野村総合研究所(NRI)が2009年6月11日発表した「インターネットで使用するIDとパスワードに関する調査」で、ユーザーの9割以上が同じID・パスワードを複数のサイトで併用していることが分かった。たまに使うサイトを含めると、IDを使ってログインするサイト数は平均13.4に上るが、記憶可能な数は平均3.1組で、使い分けが負担になっていることがうかがわれる。

 ID・パスワードの設定方法では、回答者の25.8%が「ひとつに統一する」と回答。「いくつかのID・パスワードの中から選ぶ」を合わせると、と92.5%がID・パスワードを“使い回し”ていた。IDとパスワードを使ってログインするサイト数は、「ほぼ毎日使うサイト」が平均で6.7サイト、「たまに使うサイト」も平均6.7サイトで、合わせると平均13.4にも上る。

 一方、記憶可能なID・パスワードの数は、「2〜3組」が54.5%で最も多く、「4組以上」可能な人は32%。平均では3.1組だった。また「1組」は8.8%で、「1組でも自信がない」も4.7%あった。ID入力が必要なサイトを「いつも使用する」頻度からみると、Webメール(42.5%)、ネットショップ(33.3%)、ネットバンキング(30.1%)の順だった。

 また、サイトでID・パスワードの登録を途中でやめたことが「よくある」としたのは12.8%、「たまにある」が78.9%と、9割以上が登録を途中でやめた経験があった。理由は、「入力項目が多かった」(57.9%)、「教えたくない情報を求められた」(56.7%)、「わざわざ入力するのが面倒だった」(43.7%)などが挙がり、登録が負担となったり、登録する内容に抵抗を感じる傾向がうかがえるという。

 登録への意識は、「増やしたくないが増えてしまうと思う」が58.5%と過半数を占めているのが現状。NRIは「ユーザーとしては増やしたくないが、無意識に増えていたり、個人の管理不足で忘れたために新たに設定したりすることが要因」と分析。このため、インターネット上でサービスを提供するには、オープンIDの活用などで登録の負担を減らす工夫が必要とみている。

 調査は、NRIのインターネットリサーチサービス「TrueNavi」で全国16歳以上69歳以下の男女の調査モニターを対象に実施。回収サンプル数は1000件。


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