本間 文=テクニカルライター
NVIDIAは6月1日、COMPUTEX Taipei 2009開催に先立ち、台北市内で記者説明会を実施。Windows 7の登場によって、グラフィックスチップによる演算処理が重要な鍵を握るようになることを、同社のIONプラットフォームのデモなどを使って説明した。
創始者でCEOのジェンスン・ファン(Jen-Hsun Huang)氏は、「2009年はGPUにとって、大きな転換点となる」と強調。これは、Windows 7がGPU(グラフィックスチップ)を使ったアプリケーション処理をサポートした初のOSになるからだ。
ファン氏は、これまでのCPUによる演算処理とグラフィックスチップを用いた演算処理をピザの宅配に例えて説明。「CPUは大きなトラックで宅配先を順番に回るのと同じ。効率を高めるため、スピードを上げたり、トラックの積載量を増やすと、燃費が悪くなるなどの弊害が生じる。一方グラフィックスチップはトラックよりは積載量が少ないバイクだが、配達先ごとにバイクを派遣することで、迅速かつ燃費よくピザを宅配できる」とした。
どちらが良い、ということではなく、CPUとグラフィックスチップが、それぞれ得意な処理をするのがベストで、それを実現するOSがWindows 7と言うわけだ。「これからのパソコン環境は、CPUとグラフィックスチップがお互いに演算処理を行う“CPU+GPUコプロセシング”へと転換し、パソコンの使い勝手は大きく飛躍することになる」とファン氏は続ける。
今後のパソコン環境では、CPUとグラフィックスチップが共に演算処理を行う“CPU+GPUコプロセシング”が、パソコンの使い勝手を大きく向上させると主張。NVIDIAの低価格製品向けプラットフォームIONを、その原動力として期待している |
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