PC Online

ホーム > ニュース

ニュース

Adobe ReaderやFlash Playerの脆弱性を突く「Webウイルス」に注意

セキュリティ組織が警告、Webページにアクセスするだけで被害の恐れ

2009年5月19日

「あとで読む」機能の使い方
 

 セキュリティ組織の米US-CERTや米サンズインスティチュートは2009年5月18日、Webページに感染する(埋め込まれる)タイプの新しいウイルス(ここでは「Webウイルス」とする)が出回っているとして注意を呼びかけた。古いAdobe ReaderやFlash Playerを使っている場合には、ウイルスが埋め込まれたWebページにアクセスするだけで感染する恐れがある。

 今回報告されたのは、「JSRedir-R(ジェイエス・リダイレクト・アール)」あるいは「Gumblar(ガンブラー)」などと呼ばれるウイルス。感染数が急増しているとして、セキュリティ企業の英ソフォスなども警告。同社によれば、2009年5月6日から同月13日までの同社の観測データでは、Webページに埋め込まれるタイプのウイルスの42%が、このウイルスだったという。

 今回報告されたウイルスの実体はJavaScriptで書かれたプログラム。攻撃者は何らかの方法で正規サイトに不正侵入し、このウイルスをWebページに埋め込む。不正侵入の方法については明らかになっていないものの、US-CERTでは、(1)パスワードを盗まれて侵入されるケース、(2)サーバーの設定不備を突かれて侵入されるケース、(3)Webアプリケーションの脆弱性を突いて侵入されるケースなどが考えられるとしている。

 ウイルスには、Adobe ReaderやFlash Playerの脆弱性を悪用する仕掛けが施されている。このため、これらのソフトをアップデートしていないパソコン(脆弱性が存在するパソコン)では、該当のWebページにアクセスするだけで、ウイルスに感染する恐れがある。ウイルスに感染すると、ユーザーが入力したパスワードを盗まれるなどの被害に遭うという。

 被害に遭わないためには、Adobe ReaderやFlash Playerを最新版にして脆弱性を解消することが不可欠。ウイルス対策ソフト(セキュリティ対策ソフト)を最新の状態で使用することも重要だとしている。また、自分が管理するWebサイトが感染源にならないように、サイト管理者も十分注意する必要があるとしている。



(勝村 幸博=日経パソコン
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

日経パソコン 2010年1月25日号

印刷ページ
関連記事

最新ランキング

PCオンラインメール配信登録

最新刊のご案内

最新の誌面から

  • 日経パソコン 2010年2月8日号

    日経パソコン 2010年2月8日号

    パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
    ・ソフトで学ぶ色の正体
    ・周辺機器買い替え診断
    ・<速報>パソコン春モデル第2弾 ほか

  • 日経PCビギナーズ 2010年2月号

    日経PCビギナーズ 2010年2月号

    パソコン初心者応援マガジン
    ・ウィンドウズ7使い方徹底ガイド
    ・今年こそマスター!エクセル&ワード自由自在
    ・特大付録;「パソコン極楽ワザ101」ほか

  • 日経WinPC 2010年3月号

    日経WinPC 2010年3月号

    パワーユーザーのためのPC総合情報誌
    ・最新CPU&プラットフォーム完全ガイド
    ・Windows 7 トラブル解決
    ・USBメモリーでOSを使いこなす ほか

  • 日経PC21 2010年3月号

    日経PC21 2010年3月号

    ビジネスマンのパソコン誌
    ・USBメモリー最新活用48手
    ・ウィンドウズ 7時代のパソコン新常識
    ・10分で覚えるエクセル&ワード2007ほか

日経パソコンスキルアップ倶楽部
富士山マガジンサービス