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2009年3月5日

「ショートカットウイルス」に注意、東アジアで感染拡大中

マイクロソフトが警告、ダブルクリックすると別のウイルスに感染

勝村 幸博=日経パソコン

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
「Lnkget」が偽装するアイコンの例(米マイクロソフトの情報から引用)
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 米マイクロソフトは2009年3月3日、同社の公式ブログにおいて、悪質なショートカットファイル(ショートカットウイルス)が東アジアを中心に急増しているとして注意を呼びかけた。ショートカットウイルスには特定のプログラム(スクリプト)が仕込まれているため、ダブルクリックすると別のウイルスをダウンロードして実行する。

 今回警告されたのは、「Win32/Lnkget(エルエヌケーゲット/リンクゲット)」というウイルス。実体は、拡張子がlnkのショートカットファイル。このファイルには、別のウイルスをダウンロードするスクリプトが仕込まれている。

 ショートカットをダブルクリックすると、中のスクリプトが実行。Windowsが標準で備えるFTPソフトを使って、特定のFTPサーバーからウイルスをダウンロードして実行する。ダウンロードされるウイルスは、オンラインゲームのパスワードを盗むものが多いという。

 また、ウイルスそのものではなく、別のダウンローダー(ウイルスなどをダウンロードして実行するプログラム/スクリプト)をダウンロードする場合もある。なおLnkgetの最新の亜種は、アイコンを偽装するという。よく目にするアイコンの画像にして、通常のショートカットファイルだと思わせる(図)。

 同社によると、ショートカットファイルを悪用するウイルスは以前から存在し、新しいものではないという。しかしながら、Lnkgetは2008年末に出現した比較的新しいウイルスであり、出現以降急速に感染を広げているとして、今回注意を呼びかけた。

 特に、東アジアを中心に感染を広げている模様。同ウイルスは、主にメールに添付されて送られてくる。その送信先アドレスの国別トップレベルドメイン(ccTLD)は、主に中国の「cn」あるいは台湾の「tw」。また、ショートカットウイルスがアクセスするFTPサーバーのドメインも、cnかtwのいずれかだという。


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