
Photo: Hiltch/Flickr
400ドルのネットブックを買おうかと思っている人に朗報だ。あと数ヵ月だけ待って、半額で手に入れるというのはどうだろう?
米Freescale社は、自社製チップを搭載することによって、バッテリーの寿命が最高8時間になり、既存のモデルよりも大幅に薄く、しかも価格は200ドルを切るというネットブックをこの夏発売しようと全速力で取り組んでいる。[Freescale社は、Motorola社の半導体部門が2004年に分離して設立された企業。通信や車載といった組み込みシステム向けのチップを主要な製品としている]
ネットブックはパソコン市場で最も成長が著しい分野となっており、2008年には世界で1500万台近くが売れた。米ABI Research社によると、経済の減速にもかかわらず、今年のネットブック売上は倍増する可能性があるという。
現時点では、昨年発売された米Intel社の『Atom』プロセッサーが、ネットブック市場の圧倒的なシェアを占めている。しかし、Atomプロセッサーのマシンではバッテリーの寿命が3時間ほどしかなく、もっと長い寿命を求める声がユーザーから上がっている。
Freescale社では、Intel社の市場シェアに同社チップの新シリーズが食い込むことを期待している。同社は先月、Intel社の競合である英ARM社製1GHz CPUに基づくプロセッサー『i.MX515』を発表した。このチップには高性能のマルチメディア処理が組み込まれ、3G通信機能による接続がサポートされる。
「われわれはプロセッサー、グラフィック・チップ、メモリブリッジを1つのチップにまとめた。これによって、Freescale社のプラットフォームに基づくネットブックの厚さはわずか15ミリメートルほどになる」と、同社のマーケティング・ディレクターを務めるGlen Burchers氏は述べている。
Freescale社は17日(米国時間)、同社のプロセッサーに基づくネットブック向けオペレーティング・システム(OS)の選択肢を増やすために、さらに数社と提携したと発表した。Freescale社のリファレンス・デザインはこれまでLinuxベースであるCanonical社の『Ubuntu』をサポートしていたが、米Google社の『Android』のほか、XandrosのLinuxディストリビューション『Xandros』もサポートすることになる。
Freescale社のチップを組み込んだネットブックを生産する提携メーカーはまだ発表されていないが、同社では、今年中頃までに自社製プロセッサーに基づくネットブックの生産に入りたいとしており、ホリデー・シーズンに間に合うように製品を小売店に流通させることを望んでいる。

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