PFUは2009年2月2日、文書スキャナー「ScanSnap」の新製品「ScanSnap S1500」「同S1500M」を発表した。2月7日から販売する。フルモデルチェンジで、デザインを全面的に変更したほか、読み取り速度を引き上げ、自動認識機能を強化した。S1500がWindows搭載PC向け、S1500MがMac向け。S1500には「Adobe Acrobat 9 Standard」と名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR V3.0」、S1500Mには「Adobe Acrobat 8 Professional」、名刺管理の「CardMinder V1.0」が付属する。同社製の管理ソフト「ScanSnap Organizer」はどちらのモデルにもWindows版とMac OS X版が付属している。直販価格はいずれも4万9800円。文書管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」のセットモデルは5万9800円。楽2ライブラリ パーソナル V5.0の単品販売は2万5200円 。
S1500の前モデルは、2007年1月に登場した「S510」。S1500では読み取り速度をS510比で最大3.3倍に引き上げた。S510では、最高画質の「エクセレント」が毎分0.6枚、以下「スーパーファイン」「ファイン」「ノーマル」がそれぞれ6枚、12枚、18枚だったが、S1500はスーパーファイン/ファイン/ノーマルがすべて毎分20枚に向上。エクセレントも毎分5枚となった。また、紙の多重送りを検知するセンサーに、業務用で使われている超音波方式をScanSnapシリーズとしては初めて搭載した。検知精度が高まったという。
ScanSnap Organizerにおける、デジタル化した文書の自動処理も多機能になった。「インテリジェント・インデックス機能」は、読み取ってPDF化した文書で特定の単語や文章をマーキングすると、その部分をOCR処理してPDFへ「キーワード情報」として埋め込める。このキーワードを元に「Windowsデスクトップサーチ」で文書を検索できる。また、「キーワード自動仕分け機能」では、PDFに埋め込んだキーワードをScanSnap Organizerで設定したルールに沿って自動的に分類できる。電子メールソフトのメール振り分け設定に似た使い勝手だ。
読み取らせる書類の特定部分をマーカーなどで囲んでおくと、その部分だけを認識してPDF化する「インテリジェント・クロッピング機能」もある。ScanSnapシリーズでは、A3用紙を2つに折って読み取り、自動でつなぎ合わせてA3サイズで保存する機能を備えているが、S1500シリーズでは、ほかのサイズの書類と混在させてもこの機能が使えるようになった。
色の自動判別では、「モノクロ」と「カラー」に加え、「グレースケール」が対象になった。これまで、白黒の文書の読み取りでモノクロと判別されると、ファイル容量が小さくなる半面、細部がつぶれてしまうことがあった。グレースケールだと容量を抑えつつ判別できる画像が得られるという。PDFから「PowerPoint」への変換機能も搭載する。図表は画像として、文字はOCR処理をしてテキストデータとして保存する。マイクロソフトの企業向けシステム「Office SharePoint Server」との連携機能も備える。
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