PC Online パソコン&モバイル、インターネット情報とソフトウエア活用サイト

本文へジャンプ

特設サイト一覧
ホーム > ニュース

ニュース

2009年1月29日 page:1/2次へ

「低価格ミニノート、今のままなら2〜3年でブーム去る」

ディスプレイサーチ氷室氏が講演

金子 寛人=日経WinPC

印刷ページ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Clip to Evernote
  • mixiチェック
「あとで読む」機能の使い方
(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 「低価格ミニノートは、本来想定されていた新興国や文教向けではなく、先進国の2台目需要を中心に盛り上がっている。しかし、今の低価格ミニノートはユーザーが不満を持ち、リピーター層を生み出すことができない。低価格ミニノートの本質が変わらなければ、2〜3年後に先進国でのブームは去るだろう――」。ディスプレイサーチの氷室英利ディレクター・IT市場担当アナリストは、2009年1月29日に開催された同社セミナーでの講演でこう語り、低価格ミニノートの市場に警鐘を鳴らした。

 同社推計によると、2008年の全世界における「ミニノートPC」の出荷台数は1500万台。2009年は対前年比75%増の2700万台まで増加する見込みだ。地域別では欧州向けが全体の半数以上を占め、2008年は800万台、2009年は1400万台に上るという。同社では、10.2型以下のノートパソコンを「ミニノートPC」として定義づけている。この大半は、ASUSTeK Computerの「Eee PC」やAcerの「Aspire one」など、IntelやMicrosoftの規定によりOSやハードウエア仕様の限られた「ネットブック」と呼ばれる製品である。ネットブック以外に、富士通の「FMV-BIBLO LOOX U」やソニーの「VAIO type P」といった製品も「ミニノートPC」のカテゴリーに含まれる。

 2007年から2008年夏ころまでは、台湾メーカーが主導となって低価格ミニノートの市場を開拓してきたが、2008年秋以降は米国や日本などの大手メーカーが相次いで低価格ミニノート市場に参入し、群雄割拠の状況になっている。これは、メーカー各社が採算性確保よりシェア確保を優先して、こぞって出荷台数を増やそうとしていたためだ。

 ただし氷室氏は、低価格ミニノート市場が無尽蔵に拡大するわけではなく、2010年ころを境に成長率が鈍化すると見積もっている。その理由として氷室氏は、収益性の悪化、新興国・文教市場での需要低迷、そして先進国におけるブームの沈静化を挙げる。


関連記事

キーワード

ネットブック

最新ランキング

PC Online会員登録

最新刊のご案内

最新の誌面から

  • 日経パソコン 2012年5月14日号

    日経パソコン 2012年5月14日号

    パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
    ・お役立ち周辺機器購入ガイド
    ・最新画像処理ソフト驚きの実力
    ・新型CPU搭載の夏モデルが登場ほか

  • 日経PCビギナーズ 2012年6月号

    日経PCビギナーズ 2012年6月号

    パソコン初心者応援マガジン
    ・必ず見つかるネット検索
    ・写真の保存&印刷決定版
    ・キーボードの便利技43 ほか

  • 日経WinPC 2012年6月号

    日経WinPC 2012年6月号

    パワーユーザーのためのPC総合情報誌
    ・Ivy Bridge大研究
    ・本気で作る小型・静音PC
    ・新世代グラフィックスボードほか

  • 日経PC21 2012年6月号

    日経PC21 2012年6月号

    ビジネスマンのパソコン誌
    ・パソコン&スマホで地図&GPS
    ・PDF「新」活用術
    ・ネットでらくらく資産管理 ほか

日経パソコンスキルアップ倶楽部