KDDIは2008年11月19日、漫画「社長 島耕作」とコラボレーションしたauブランドの携帯電話「島耕作ケータイ」を発表した。本体には劇中に登場する電機メーカー「初芝電器産業」のロゴを刻印。オリジナルの待ち受け画面や「島耕作シリーズ」3話分の電子コミックなどをプリインストールする。3000台限定で、11月20日からauが運営する電子コミックのWebサイト「ケータイdeコミックフェア」で販売する。
島耕作ケータイのベースになっているのはパナソニック製の「W62P」。KDDIによると、パナソニックは「島耕作シリーズ」の原作者である弘兼憲史氏がかつて勤務し、劇中に登場する電機メーカー「初芝電器産業」(初芝電産)のモデルになったといわれていることから、同社製品を選んだ。
W62Pでは、きょう体を開いたヒンジの下側に「Panasonic」のロゴが入っているが、島耕作ケータイは「HATSUSHIBA」のロゴを刻印。オリジナルのコンテンツとして、初芝電産のロゴマークや島耕作をあしらった待ち受け画面やメニュー画面、発着信画像、auの電子書籍サイト「EZブック」で配信中の原作3話分の電子コミックなどをプリインストールしている。さらに、おまけとして、初芝電産の持ち株会社で島耕作が社長を務める初芝五洋ホールディングスの社章、島耕作や島耕作の“永遠の恋人”大町久美子などの社員証、島耕作のサインシールなどが付属する。
購入申し込みはauが運営する電子コミックのWebサイト「ケータイdeコミックフェア」で受け付け。auのユーザー以外も申し込める。端末価格は、フルサポートコース(端末価格の一部をKDDIが負担)で2万6730円。シンプルコース(端末価格はユーザーが全額負担)で4万2480円。
KDDIのコンシューマ事業統轄本部の雨宮俊武コンテンツ・メディア本部長は、「島耕作シリーズを愛読し、島耕作にあこがれているようなビジネスマンに主に使ってほしい」と話した。また、今回の島耕作ケータイを機に「現在は若い女性を中心に利用されている電子書籍を、男性も含む全世代に広げたい」とも話した。
発表会では、原作「社長 島耕作」を担当する講談社モーニング編集部の都丸尚史副編集長やKDDIコンシューマ事業統轄本部コンテンツ・メディア本部の竹之内剛コンテンツサービス企画部長が登壇。今回の島耕作ケータイの開発秘話を紹介した。
この中で、都丸副編集長は「最初にこの企画を話したとき、弘兼先生は『そんなことできるの?』と笑っていた。だが、実際に実物を見ると『漫画の中で島に使わせてみようかな』と満足げだった」と話した。
一方、「島耕作ケータイ開発中は、KDDIから初芝五洋ホールディングスに“出向”していた」という竹之内コンテンツサービス企画部長は、「この携帯電話は『初芝ブランド』の最初で最後の製品」と紹介した。原作では初芝電産は五洋電機と経営統合し、初芝五洋ホールディングスを設立。来春には社長の島耕作を中心に、初芝五洋ホールディングスの新ブランドを立ち上げる。新ブランド立ち上げ後は、「海外に強い五洋電機の力を生かし、海外でも使える携帯電話のように世界をターゲットにした製品を開発することも考えている」(竹之内コンテンツサービス企画部長)と話した。
さらに、発表会の後半に「島耕作が理想の男性像」というタレントの小倉優子さんも登場。実際に「島耕作ケータイ」を操作してみて、「ゴールドのデザインがかわいい。薄くて軽いし、男性ビジネスマンだけでなく女性も使えそう」と話した。
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