PC Online パソコン&モバイル、インターネット情報とソフトウエア活用サイト

本文へジャンプ

特設サイト一覧
ホーム > ニュース

ニュース

2008年11月13日

迷惑メールの流通量が75%減、悪質業者に対するネット遮断が奏功

上流ISPが訴えに応じて遮断、ボットネットの司令塔を多数つぶした

勝村 幸博=日経パソコン

印刷ページ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Clip to Evernote
  • mixiチェック
「あとで読む」機能の使い方
(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
ソフォスが観測した迷惑メール流通量の変化(同社の発表情報から引用)
画像のクリックで拡大表示

 セキュリティ企業の英ソフォスは2008年11月12日、同社が観測する迷惑メールの流通量が、同年11月11日に急減したことを明らかにした。ある迷惑メール送信事業者のインターネット接続を、ISPが遮断したためだとみられている。

 ネット接続を遮断されたのは、米国サンノゼに拠点がある「McColo」という迷惑メール送信事業者。同社が運用するネットワークやサーバーは以前から悪名高く、世界中に出回っている迷惑メールの50%から75%に関与していると言われていた。

 同社のネットワークには、世界中に存在する「ボットネット」の司令塔(C&C:コマンド&コントロール)が多数存在し、迷惑メールを送信するための命令を送信していたとされる。つまり、同社のネットワークからは、迷惑メールそのものだけではなく、迷惑メールの送信命令も送られていた。加えて、ウイルス(マルウエア)などを売買および配布する場所にもなっていたという。

 こういった状況を受けて、セキュリティ研究者などは、McColoにインターネット接続を提供しているISPに、同社の詳細を報告するとともに対処を求めた。その結果、大手ISPの2社が、インターネット接続を遮断。この2社の回線が、McColoの通信量の9割以上を占めていたため、McColoのネットワークはほかのネットワークとほとんど通信できない状態になった。

 ネット接続が遮断されたとするのは、太平洋標準時(PST)11月11日13時23分。ソフォスのデータでは、この時刻の前後に、流通量が急減していることが分かる(図)。同日13時以降の流通量は、同日午前中と比較すると、およそ4分の1になっている。

 今回の件からソフォスでは、ボットネットの司令塔をつぶすことや、送信事業者の上流ISPに働きかけて接続を遮断させることが、迷惑メール対策として非常に有効であることが明らかになったとしている。

■変更履歴
記事公開当初、本文下の英ソフォスの情報へのリンクが間違っておりました。お詫びして訂正します。現在は修正済みです。 [2008/11/13 18:05]

関連記事

キーワード

ショッピング

最新ランキング

PC Online会員登録

最新刊のご案内

最新の誌面から

  • 日経パソコン 2012年2月13日号

    日経パソコン 2012年2月13日号

    パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
    ・Vista/XPから脱出せよ
    ・「2012年型パソコン」を読み解く
    ・ビジネスプリンター購入ガイドほか

  • 日経PCビギナーズ 2012年3月号

    日経PCビギナーズ 2012年3月号

    パソコン初心者応援マガジン
    ・写真とビデオをデジタル保存
    ・ウェブアルバムを使おう
    ・フェイスブック初めの一歩ほか

  • 日経WinPC 2012年3月号

    日経WinPC 2012年3月号

    パワーユーザーのためのPC総合情報誌
    ・2012年版自作の疑問100
    ・旬のPCケース25製品レビュー
    ・Radeon HD7970を速攻テストほか

  • 日経PC21 2012年3月号

    日経PC21 2012年3月号

    ビジネスマンのパソコン誌
    ・今すぐ始めるクラウド
    ・DVD&ブルーレイ活用術
    ・ネット&携帯電話 節約ガイドほか

日経パソコンスキルアップ倶楽部