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2008年11月13日

AMDが45nm版CPUを発表、デスクトップは「Phenom II」

西村 岳史=日経WinPC

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
45nm版クアッドコアOpteronのダイ(半導体本体)
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AMDが発表した45nm版Opteronのラインアップ(図中のShanghai)。AMDの資料から抜粋した
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2.3GHzの65nm版と2.7GHz版の45nm版の性能や消費電力の比較。性能が35%向上する一方で消費電力は10〜35%減るという。AMDの資料から抜粋した
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IntelのXeonプラットフォームとの性能比較。同じかそれより低い価格で、Xeonを上回る性能が得られるとしている。AMDの資料から抜粋した
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AMDが公開した、サーバープラットフォームのロードマップ。2009年に6コアCPUやAMD製チップセットを投入。2010年には新型ソケットを導入する
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2009年に登場するという「Fiorano」プラットフォームの詳細。チップセットがAMD製になる
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説明会の会場で公開した、45nm版Opteronの動作デモ。2.7GHzのOpteron 2384を2個、メモリーを16GB搭載したシステム。消費電力は、最高負荷時に240〜250W、アイドル時は165W前後だった
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 AMDは2008年11月13日、サーバー向けCPU「Opteron(オプテロン)」の新モデルを発表した。開発コード名「Shanghai(シャンハイ)」で呼ばれていた製品で、同社としては初めての製造プロセス45nmのクアッドコアCPUとなる。特徴は、現行の65nm版Opteronと互換性がある点。ソケットが共通なほか、発熱レベルも同等であり、サーバー機器メーカーは冷却機器やケースの設計を大幅に変えることなく、新型CPUを実装できる。

 45nm版では4コアで共有する3次キャッシュを従来の2MBから6MBに拡大したほか、DDR2-800のメモリーに対応し、HyperTransport 3.0もサポートした。デスクトップPC向けの65nm版クアッドコアCPUでは、既にDDR2-800以上やHyperTransport 3.0に対応していたが、Opteronではまだだった。また、省電力機能として新たに「Smart Fetchテクノロジ」を実装した。アイドル時にコアを「Haltステート」にすることで消費電力を削減する。最大で21%のCPU電力を削減できるという。

 ラインアップはデュアルCPUを構成できる2000シリーズが2.3GHzの「2376」(377ドル)から2.7GHzの「2384」(989ドル)まで5モデル。4CPU以上を構成できる8000シリーズは2.4GHzの「8378」(1165ドル)から2.7GHzの「8384」(2149ドル)まで4モデル。いずれもACP(Average CPU Power、同社が定める運用上の熱設計値)は75W。低消費電力の55Wモデルや性能重視の105Wモデルは2009年の第1四半期に出荷する。

 AMDは、2.3GHzの65nm版Opteronに対し2.7GHzの45nm版Opteronでは、性能が35%向上する一方で、消費電力は負荷時に10%、アイドル時に35%減少するとしている。競合するIntelのXeonプラットフォームよりも、価格性能比は高いという。

 新製品の発表に合わせて、AMDはサーバーCPUのロードマップも公開した。2009年には今回の新製品と同じプラットフォームに取り付けられる6コアの「Istanbul」(開発コード名)を出す。2009年中に、AMD製の新型チップセット「SR5690」と「SP5100」の新プラットフォーム「Fiorano」を立ち上げる。さらに2010年には実装形式を「Socket G34」に変更した「Maranello」プラットフォームが登場する。Maranello向けには「Magny-Cours」「Sao Paulo」といったCPUが登場する。

 さらにAMDは45nm版のデスクトップPC向けCPUに関する情報も明らかにした。ブランド名は「Phenom II(フェノムツー)」で、クアッドコアがPhenom II X4、トリプルコアがPhenom II X3になる。出荷は2009年第1四半期。現行のPhenomが登場したときは、Phenomと同社製チップセットとグラフィックスボードをまとめて「Spiderプラットフォーム」と名付けていたが、45nm版はPhenom IIとAMD 790FX、AMD 790GXチップセット、ATI Radeon HD 4800シリーズを組み合わせて「Dragonプラットフォーム」と呼ぶ。


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