ニコンは2008年8月27日、世界で初めて動画が撮影できるレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「D90」を発表した。発売予定は2008年9月19日。実勢価格はボディ単体で約12万円となる。
有効画素数は1230万画素。ISO200〜3200(ISO100までの減感、ISO6400までの増感も可能)までの高感度撮影機能を備える。2007年11月に発売した上位製品「D300」(実勢価格はボディ単体で約20万1000円)と同等の高画質を持つという。撮影時に3型の液晶モニターで被写体を確認しながら撮影できるライブビュー機能を搭載。ライブビュー時には、5人まで人物の顔を認識して自動的にピントを合わせる顔認識オートフォーカス(AF)機能が働く。
最大の特徴は音声付き動画撮影に対応したこと。通常、一眼レフカメラは撮像素子の前に光を反射させるミラーを配置しており、シャッターボタンを押し込んだときのみミラーが跳ね上がって撮像素子に光が当たる仕組みになっている。そのため、撮像素子に光を当て続ける必要がある動画撮影ができなかった。
D90はこの問題を解決するため、ライブビューの仕組みを動画撮影に応用。ライブビュー時はミラーを上げ続けて撮像素子に光が当たり続けるようにする。これを動画撮影時にも適用した。動画の記録解像度は最大1280×720ドットのHD画質に対応する。ほかに640×424ドット、320×216ドットも選べる。フレームレートは24fps。動画ファイル形式はAVIを採用している。
デジタル一眼レフで動画を撮るメリットは、静止画と同じようにぼけ味を生かした動画が撮影できる点だ。明るいレンズや魚眼レンズなどの交換レンズを使った独特の撮影も楽しめる。ただ、動画撮影時はAFは作動せず、ピント合わせはマニュアルフォーカスを利用する。1回の連続撮影時間はHD画質時で最大5分となる。ほかの画質時は最大20分まで。
サイズは幅132×高さ103×奥行き77mm、重さは620g。カメラ本体で画像のゆがみや傾きを補正する画像編集機能を備える。ほかに、シャッター速度で約3段分の手ぶれ補正効果を持つ標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」が付属するレンズキット(実勢価格は約13万5000円)も用意する。
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