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2008年8月15日

Intel G45搭載マザーをベンチマーク

HD動画再生支援機能が有効

坂口 裕一=日経WinPC

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(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
IntelのG45搭載マザーボード「DG45ID」。実勢価格は1万4000円前後。microATXサイズで、DDR2-800対応のメモリースロットを4本、Serial ATAポートを5個、サウスブリッジのICH10Rなどを搭載する。
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I/Oパネルには、DVI-I、HDMI、eSATA、IEEE 1394aなどを搭載。レガシーフリー仕様のため、キーボードやマウスはUSBで接続しなければならない。
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(グラフ1)「3DMark06」(Futuremark)での1920×1200ドットと1280×1024ドットの標準設定でのスコア。今回登場したG45は、G33より大幅に性能が向上したが、それでもAMD 780Gの約7割にとどまった。
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(グラフ2)「3DMark Vantage」(Futuremark)の「Performance」設定でのスコア。AMD 780Gとは大きな差が付いた。G33は、DirectX 10に対応しないため、3DMark Vantageは動作しない。
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(グラフ3)3DMark06の「Firefly Forest」を実行したときのシステム全体の消費電力。左端がアイドル時、中央が実行時(負荷時)。吹き出しの中の数値は赤丸部分でのおよその値。IntelプラットフォームとAMDプラットフォームではCPUが異なるため直接の比較は難しい。
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MPEG-2記録のBlu-ray Disc「UNDERWORLD」を再生したときのCPU使用率。いずれのチップセットとも20%前後だった。なお、G45はハードウエアによる再生支援機能をオフにできない。
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MPEG-4/AVC記録のBlu-ray Disc「007 CASINO ROYALE」を再生したときのCPU使用率。G45は、20%弱と低かった。
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 グラフィックス機能を内蔵したチップセット「Intel G45」を搭載したマザーボードの販売が東京・秋葉原で始まった。2008年8月中旬時点では、ASUSTeK Computer、GIGABYTE TECHNOLOGY、IntelがmicroATXのマザーボードを販売している。実勢価格は、ASUSの「P5Q-EM」が2万2000円前後、GIGABYTEの「GA-EG45M-DS2H」が1万5000円前後、Intelの「DG45ID」が1万4000円前後。このほか、IntelのMini-ITXマザー「DG45FC」も1万6000円前後で販売されている。

 Intel G45は、Intelの4シリーズチップセットのなかで、グラフィックス機能を内蔵する最上位製品。グラフィックスコアは「Intel Graphics Media Accelerator X4500HD」を搭載する。新たにDirectX 10に対応し、MPEG-4/AVCのハードウエアによるHD動画の再生支援機能を搭載した。

 グラフィックス内蔵チップセットには、G45の下位に「Intel G43」がある。グラフィックスコアに「Intel Graphics Media Accelerator X4500」を搭載し、ハードウエアによる動画の再生支援機能を搭載しないのが主な違い。G43搭載のマザーボードは、ASUSの「P5QL-EM」が1万6000円前後、GIGABYTEの「GA-EG43M-S2H」が1万2000円前後で販売されている。

 今回はIntelのDG45IDを使って、各種の性能を測定した。テスト環境は以下の通り。

  • 【CPU】Core 2 Quad Q9300(2.5GHz)、Phenom X4 9350e(2GHz、低消費電力版)

  • 【マザーボード】GA-G33M-DS2R(GIGABYTE TECHNOLOGY、Intel G33搭載)、DG45ID(Intel、Intel G45搭載)、JW-RS780UVD-AM2+(J&W Technology、AMD 780G搭載)

  • 【メモリー】DDR2-800 1GB×2(JEDEC準拠)

  • 【HDD】WD Caviar GP 500GB(Western Digital、WD5000AACS)

  • 【電源ユニット】EA-430(Antec、定格出力430W)

  • 【OS】Windows Vista Ultimate Service Pack 1 32ビット日本語版

ドライバーはG45が7.15.10.1527。G33はG45とは別ドライバーで7.14.10.1437。AMD 780Gは8.512.0.0。

Blu-ray Discコンテンツ再生に使用したパーツ


  • Pentium Dual-Core E2200(2.2GHz)

  • Athlon X2 4200(2.2GHz)

 まず、「3DMark06」(Futuremark)のスコアは、ライバルとなるAMD 780Gの7割前後にとどまった(グラフ1)。8月6日に発表された「AMD 790GX」はAMD 780Gの上位製品で、性能はさらに2〜3割増しとなっている。また、DirectX 10に対応した「3DMark Vantage」の「Performance」設定で測定したところ、さらにAMD 780Gとの差が開いた(グラフ2)。

 次に、3DMark06の「Firefly Forest」を実行したときのシステム全体の消費電力を測定した(グラフ3)。今回のテストでは、G45はG33に比べて消費電力が上がり、アイドル時で4W、負荷時で11W高かった。IntelプラットフォームとAMDプラットフォームではCPUが異なるため直接の比較は難しいが、参考までにデータを示した。

 続いて、G45が搭載するハードウエアによる動画の再生支援機能を試すため、MPEG-2とMPEG-4/AVCで記録されたBlu-ray Discを再生して、CPUの使用率をWindowsタスクマネージャで調べた。

 MPEG-2の再生では、G33、G45、AMD 780GともCPU使用率が20%前後と低かった。MPEG-4/AVCの再生は、G45とAMD 780Gは、20%程度だった。G33の再生支援機能はMPEG-4/AVCに対応していないため、CPUの使用率は100%に近くに達した。


●ベンチマークテストの概要

■3DMark06
 Futuremark製の3D画像処理性能を測るベンチマークソフト。DirectX 9に対応したグラフィックス機能の処理性能を調べられる。3DMark Vantageの前のバージョン。シェーダーモデル2.0までの機能を使った「SM2.0」のテスト、シェーダーモデル3.0を利用する「HDR/SM3.0」のテスト、ゲーム中のキャラクターの動きをマルチスレッドで計算するCPU関連のテストを実行して総合スコア(3DMark Score)を得る。

■3DMark Vantage
 Futuremarkが提供する3D画像処理性能を測る定番ベンチマークソフト「3DMark」の最新版。この最新版ではDirectX 10に対応したほか、ゲーム中のキャラクターやオブジェクトを現実世界と同じような法則で動かすための「物理演算」をこれまで以上に取り入れている。 Windows Vistaでしか動かない。


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