本文へジャンプ

特設サイト一覧

PC Online's Weekly

PR

2013年2月26日

(1)テレビもスマホも!家庭内LANをカンタン構築

大橋 源一郎=日経パソコン

印刷ページ
出典:日経パソコン 2012年11月26日号(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 無線LANの普及に伴い、家庭内LAN(ホームネットワーク)を簡単に構築できるようになってきた。今では、パソコンやスマートフォン/タブレットだけでなく、テレビ、HDD/DVD/ブルーレイディスクレコーダー(以下レコーダー)、プリンター、デジタルカメラ、ゲーム機、オーディオ機器など、さまざまな製品が“ネットワーク対応”をうたっている。無線LANルーターがあれば、これらでLANを作り、簡単にインターネットへ接続できる。

 しかし、個々の機器をインターネットにつなぐことにしかLANを活用しないのはもったいない。LANの醍醐味は、機器同士でデータを自由にやり取りできることにある(図1)。もちろん、パソコンやスマートフォンだったらWordやExcelなどの文書ファイルも共有できるが、家電を含めた連携で一番メリットが大きいのは、写真、音楽、ビデオなど「コンテンツ」のやり取りだ。

【無線LANルーターを中心に、さまざまな機器がホームネットワークにつながる】
図1 パソコンだけでなく、テレビやレコーダー、プリンターなど、さまざまな機器が家庭内LAN(ホームネットワーク)につながる時代になった。多くの製品が無線LAN機能を内蔵するので、置き場所を気にせずにLANを構築できる。LANを構築したからには、インターネット接続だけではなく、機器間の連携にも積極的に挑戦しよう
拡大表示

 例えば、1階のデスクトップパソコンに音楽データを大量に保存しているとする。この音楽を2階で聴きたいときにどうするか。LANがないなら、デスクトップパソコンのデータをノートパソコンや携帯音楽プレーヤーなどにコピーして、持ち運ばなくてはならない。しかし、1階と2階のパソコンがLANでつながっていれば、2階のパソコンから1階のパソコンの音楽データを直接再生できる。これならデータをコピーする手間はかからない。同様に、写真やビデオなども家中で楽しめる。

 LANでコンテンツをやり取りするときは、コンテンツのデータを保存している送信側コンピューターを「サーバー」、送られてきたデータを再生する受信側コンピューターを「クライアント」と呼ぶ(図2)。

【「送信側」と「受信側」でデータをやり取りするのがLAN活用の基本】
図2 今回の特集では、主に写真、音楽、ビデオなどのコンテンツをさまざまな機器で再生するために家庭内LANを活用する。図は、パソコン同士でLANを通じてコンテンツを再生している例だ。コンテンツのデータを実際に保存している機器を「送信側」(サーバー)、コンテンツを再生する機器を「受信側」(クライアント)と呼ぶ。パソコンや一部のテレビは、送信側にも受信側にもなれる
拡大表示

AV機器でも再生可能

 パソコン以外のLANにつながる機器もサーバーやクライアントとして利用できる。例えば、ノートパソコンよりも持ち運びやすいスマートフォンやタブレットをクライアントとして使えば、家中どこでもビデオや音楽を再生できる。

 また、「DLNA(Digital Living Network Alliance)」に対応したテレビやレコーダーなどの家電製品がこの2~3年で飛躍的に増えている。DLNAは、家庭内LANにおいて、対応機器同士で音楽やビデオなどのコンテンツを伝送する規格だ。例えば、DLNA対応テレビをクライアントにすると、サーバーにしたパソコンにある動画ファイルを大画面で再生することなどができる。レコーダーをDLNAサーバーにすると、録画したテレビ番組を、パソコンやスマートフォンで視聴できる。

 本特集では、3つのステップに分けて、家庭内LANの活用方法を紹介する(図3)。

【パソコンのLANにスマートフォンやテレビを加える】
図3 最初にパソコンだけでシンプルなLANを作り、音楽やビデオなどのコンテンツを再生する。そこにスマートフォンやタブレットを加えると、コンテンツをどこでも視聴できるようになる。さらにテレビやレコーダーを加えれば、大画面での再生や録画番組の視聴が可能だ。テレビやレコーダーは、DLNAという規格に対応した製品が必要になる
拡大表示

 まずパソコンだけのシンプルなLANを作り、さまざまなデータを共有する。「プリンターの共有」や「遠隔操作」など、パソコンならではの利用方法もある。次に、LANにスマートフォン/タブレットを加えて、パソコン内のコンテンツを再生する。最後は、DLNA対応テレビやレコーダーなどのAV家電も加えて、パソコンなどとコンテンツをやり取りする方法を紹介する。

通信が遅いと使えない

 無線LANで注意したいのが通信速度だ。写真や音楽の場合はほぼ問題ないが、高画質のビデオを再生するとき、電波の状態によっては映像が途切れることがある。例えば、地上デジタル放送のデータをそのまま転送するには12M~15Mbpsの実効速度が必要だ。IEEE 802.11g規格だと遮蔽物が多かったり、距離が離れていたりしたときに厳しい。途切れがちなときは、通信の速いIEEE 802.11n規格に対応した無線LANルーターの利用や、有線LANでの接続を検討しよう。


「ホームネットワーク最新活用」の記事一覧(新着順)

関連記事

キーワード

ホームネットワーク

【好評発売中!】
日経パソコン 2015年4月27日号

特集1 無料で使えるフリーソフト厳選40
特集2 ひと目で分かるグラフの作り方
講座 Cドライブを掃除して快適環境を取り戻す

ショッピング

 
 

最新ランキング

PICK UP

FacebookTwitter

ITpro記事ランキング

ITpro Active記事ランキング

PC Online会員登録

最新刊のご案内

  • バックナンバーDVD2000-2014 【5枚組】

    日経パソコン
    バックナンバーDVD2000-2014 【5枚組】

    ★好評発売中!★
    「日経パソコン」が過去15年間に発行した
    367冊・約4万ページの膨大なコンテンツを
    DVD5枚に収録!「動画で学ぶ」シリーズ
    5タイトルも入った【永久保存版】セット

  • 外資系/コンサルの 出世する資料作成術

    外資系/コンサルの 出世する資料作成術

    ★トップビジネスパーソンの王道テクニックを伝授!★
    外資系コンサルの【成功する資料作成のロジック】
    シンプルかつ明快【「A4一枚」まとめ術】
    見やすく美しい【外資系金融で通用するExcel表】
    これなら伝わる!【必修プレゼンテクニック】…ほか

  • 日経PC21【保存版】バックナンバーDVD2012-2014

    日経PC21
    【保存版】バックナンバーDVD
    2012-2014

    ★好評発売中!★
    2012年1月号~2015年4月号の
    過去3年+4カ月分の本誌40冊分の記事と、
    この期間の冊子付録およびディスク付録、
    17点分のコンテンツを1枚のDVDに収録!

  • 2015年最新版アンドロイドは初期設定で使うな

    2015年最新版
    アンドロイドは初期設定で使うな

    初めての人も買い替えの人も、なるほど納得!
    “使いにくさ”をとことん解消する方法から、
    最新ワザまで丸わかり。アンドロイド活用の
    決定版です。

最新の誌面から

  • 日経パソコン 2015年4月27日号

    日経パソコン 2015年4月27日号

    パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
    ・編集部が厳選!安全なフリーソフト全40
    ・ひと目でわかるOfficeグラフの作り方 ほか

  • 日経PC21 2015年6月号

    日経PC21 2015年6月号

    ビジネスマンのパソコン誌
    ・買い替え不要のWindows復活術
    ・格安スマホのはじめ方
    ・ウェブカメラ活用術 ほか

日経パソコンスキルアップ倶楽部