どうにもPCの力不足を感じたのでアップグレードを決意。CPUを買ってきた。ソケットが同じなのを確認して装着したものの、起動しなくなってしまった。付け直しても同じ。なぜ?
IntelもAMDも、ソケット形状が同じだからといって動くとは限らない。全く起動しない、エラーが表示される、動作周波数が適切でないなどのパターンがある。

確実に動かすには、チップセット、マザーボード、BIOSがそれぞれ対応している必要がある。チップセットが特に問題になるのはIntelのプラットフォーム。下にLGA775でのチップセットとCPUのブランドやFSBとの対応をまとめた。初期の945世代ではCore 2に対応できず、965世代はクアッドコアが動かない。ただ、マザーボードメーカーが独自にFSBなどの対応を広げているケースがあり、P35/G35/P31/G31世代はほとんどのCPUが使える。Core i7はLGA1366でIntel X58しか対応チップセットがないため、確実に動く。

AMDプラットフォームは、HyperTransportというオープンな規格でチップセットとCPUを接続するうえ、CPU自身が下位互換性を持っているため基本的にはソケットが合えば動作する。ただ、2008年前半に出たAMD 780G搭載の安価なマザーボードでTDP(実使用上の最大消費電力)が125Wと高いCPUが動かないなどの事例はある。
IntelもAMDもチップセットで特に対応がうたわれていなくても、マザーボードがそのシリーズに対応していれば問題ない。通常は、新モデルが登場する前に対応BIOSが公開されるので、アップグレード前に旧CPUでBIOSを更新しておけばよい。マザーボードが非対応だと、ユーザーとしては手が出せない。CPUと新しいマザーボードを買うしかない。
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