2009年7月27日
日経パソコン
「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」は、マイクロソフトがセキュリティ修正プログラムと共に無償で提供しているセキュリティ対策ソフトです。このソフトを用いることで、Windowsの脆弱(ぜいじゃく)性を突いてパソコンへの侵入を狙うウイルスやワームなどのマルウエアを検査・駆除することができます。
このソフトは、Windows Updateで「自動更新」を選んでおけば、自動的に導入・実行されます(図1)。毎月第2火曜日に更新され、新しいバージョンになると駆除対象が増えます。新たな脅威が現れても対応できるようになっているのです。
| 【Windows Updateで自動実行】 |
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図1 Windows Updateで「自動更新」にしておけば自動的に導入・実行される。実行したかどうかはWindows Update画面で「更新履歴の表示」を選ぶと確認できる
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危険なサイトに誘導されてしまった、あるいは怪しいメールを受け取ってしまったなど、マルウエアの侵入が疑われるケースでは、月に一度の検査のタイミングまで待てないことがあります。そういう場合は、ソフトをマイクロソフトのサイトからダウンロードすることもできます(図2)。入手したソフトをユーザーが手動で実行することで、Windows Updateを適用せずともパソコン内のマルウエアを検査・駆除できるのです。実際、ウイルスに感染してしまった場合の対策の一つとしてこの方法を紹介するパソコンメーカーもあります。
| 【ダウンロードして手動で実行】 |
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図2 削除ソフトはマイクロソフトのダウンロードサイトで入手することも可能
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ダウンロードしたソフトの本体ファイル(2008年4月上旬時点はWindows-KB890830-V1.40)を直接実行する
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検査・駆除終了後の結果一覧画面。ウイルスやワームといったマルウエアの感染状況を確認できる
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ただし、このソフトにはマルウエアの侵入を監視する機能はありません。また駆除できる対象も、数年前に猛威を振るった「Blaster(ブラスター)」ウイルスや、社会問題にまで発展した「Antinny(アンチニー)」ウイルスなど世間に知れわたった種類が大半。マルウエア全体から見れば氷山の一角にすぎません。このソフトはあくまでもマイクロソフトが用意する補助的なもの。導入したからといって安心できるセキュリティ強度には至りません。市販のウイルス対策ソフトを別途利用するよう心掛けましょう。
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