DVDの寿命を左右するのは、品質だけではない。データを書き込むときの環境や条件もディスクの寿命に大きな影響を及ぼす。
記録条件の話に入る前に、DVDの記録の仕組みをおさらいしておこう(図1)。ドライブにディスクをセットすると1分間に数千〜1万回転くらいのスピードで回り始める。ここにレーザーでディスクの内側から外に向かってデータを書き込む。レーザーを当てるのは記録層の「グルーブ(groove)」と呼ばれる溝で、ここに記録マークを付けていく。
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図1 ディスクの内側から外側に向かってうずを巻くように書き込んでいるDVD。グルーブと呼ばれるわずか0.74μmの幅にレーザーを当てて記録マークを作っている。これは野球場のグランド上に0.7ミリのシャープペンシルで線を描くような作業だ |
驚異的なのが、グルーブの狭さだ。溝の幅は0.74マイクロメートル。DVDの円盤を野球場のグランドに置き換えると、0.7ミリのシャープペンシルで描いた線の幅に相当する。DVDの書き込みが、どれだけ緻密か理解できるだろう。
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