さて、ここからが本題。CPUが取り扱うデータ量は、コミットチャージの制限値を超えられない。超えそうになると図22のようにメモリー不足の警告が出る。普段使っていてこのような警告が出たら、タスクマネージャを開いてコミットチャージの「合計」を「制限値」と見比べてみよう。「合計」が「制限値」の近くまでいっているはずだ。なお、コミットチャージの「制限値」は自動的に増えることもあるが、これは、ページングファイルが自動的にある程度まで拡張されるためだ。
| ●コミットチャージの制限値を超えそうになるとメモリー不足 |
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図22 「ペイント」をいくつか起動してみたところ、メモリ不足のメッセージが表示された。同時にたくさんのプログラムを起動できるといっても、コミットチャージの制限値(最大拡張時の値)は超えられない
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コミットチャージを見るときは「合計」だけでなく「最大値」にも注目したい。これは、Windowsの起動からその時点までの「合計」で最大だった値だ。いわば最大瞬間風速。この値が「制限値」に近ければ、メモリー不足の手前までいったことがあるということになる。
コミットチャージの「制限値」は起動できるプログラムの数や扱える総データ量の目安にはなるが、パソコンがサクサク動くかどうかの判断基準としてはあまり役立たない。ページングファイルが大きくても、メモリーが少なければ退避と復帰が頻繁に起こる。コミットチャージの「合計」が「物理メモリ」の「合計」の2倍、3倍になっていたら要注意とPART1で述べたのはこのためだ。いつもそんな状態になっていたら、素直にメモリーを増設した方がいい。
サクサクと動くかどうかでは、むしろ現在の空きメモリーの方が重要となる。空きメモリーの量は、XPなら「物理メモリ」欄の「利用可能」の値で確認できる。Vistaではグラフがメモリー使用率そのものなので、それを参考にすればいい(使用率が低いほど空きがある)。

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