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メモリー不足はこう見極める

そうはいっても、理屈を知りたい方のために

2008年6月10日 page:3/10前へ次へ

「あとで読む」機能の使い方
 

 さて、ページングファイルとメモリー間での退避や復帰のタイミングはCPUが管理している。この様子をタスクマネージャで見てみよう。普段はよく分からない仮想メモリーの動きが手に取るように分かり、パソコンに対する理解が深まる。以下、Windows XPを中心に解説するが、Vistaでも基本的な考え方は同じだ。

 パソコンに搭載されているメモリーの量は、タスクマネージャの「パフォーマンス」タブにある「物理メモリ」欄の「合計」で確認できる(図19)。これはシステムのプロパティ(PART1の図2)で確認した値と同じだ。これにページングファイルのサイズを加えた概算値が、「コミットチャージ」欄の「制限値」に表示される(単位はKB)。このコミットチャージがキモだ。

●タスクマネージャでメモリーの利用状況を確認する
図19 [Ctrl]キーと[Shift]キーを押さえながら[Esc]キーを押すと「タスクマネージャ」が開く。「パフォーマンス」タブではメモリーの使用状況をリアルタイムで確認できる

コミットチャージがキモ

 CPUが利用するデータ、すなわち本来ならメモリー上にあるべきデータは、メモリーもしくはページングファイルのいずれかに存在しなければならない。退避しようが復帰しようが、いずれかにはあるわけだ。これはいわば「CPUが現在取り扱っているデータの総量」で、その値はコミットチャージの「合計」に示される。そしてCPUが取り扱えるデータの限界量が「制限値」というわけだ。メモリーだけでなくページングファイルも一緒にカウントする点に注目しよう。ページングファイルもメモリーと同様、データを保持(退避)できる量には限界があるからだ。なお、搭載メモリー量とpagefile.sysのサイズを合計しても「制限値」と完全には一致しない。だが、ほぼ比例するので、CPUが扱えるデータ量の限界として十分な目安になる。

 コミットチャージの「制限値」に対する「合計」の比率を示したのが「PF使用量」というデジタルメーターだ。これはつまり、CPUが取り扱えるデータの限界量に対する現在量の比率。その横にある「ページファイル使用量の履歴」は、その時間経過を折れ線グラフで示したものだ。「PF使用量」の「PF」はPaging Fileの略だが、これはページングファイル(pagefile.sys)そのものではない点に注意しよう。メモリーとページングファイルの双方で使われている領域の合計だ。時間経過の「ページファイル使用量の履歴」も同様で、この辺りは用語がまぎらわしい。


記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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