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インタビュー

2012年1月13日 page:1/4次へ

国会図書館が公開した新検索システム、その内部に迫る

国立国会図書館 電子情報部長の中山正樹氏、同志社大学 社会学部教育文化学科の原田隆史准教授

八木 玲子=日経パソコン

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 国内の出版物を網羅的に収集・保存している国立国会図書館。2012年1月6日に、新検索システム「国立国会図書館サーチ(NDL Search)」を正式公開した。同館をはじめ、全国の公共図書館や研究所、美術館などが所蔵する資料を検索できるものだ。グーグルが検索エンジン用に開発したシステムを基に作られた「Hadoop」などオープンソースのソフトを積極的に採用している、同一の著作をまとめて表示する機能を持つ、など複数の特徴を持つ。

 このシステムを担当する、同館 電子情報部長の中山正樹氏、非常勤調査員である同志社大学 社会学部教育文化学科の原田隆史准教授に、NDL Searchの狙いや技術について聞いた。

左から、国立国会図書館 電子情報部長の中山正樹氏、同館の非常勤調査員である同志社大学 社会学部教育文化学科の原田隆史准教授
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■NDL Searchは、どのような経緯で開発されたのですか。

中山氏:国会図書館では2004年に、「電子図書館中期計画」を策定しました。当時の状況を踏まえて、今後達成すべき電子図書館サービスを示したものです。3つの柱があるのですが、そのうちの3つめが「国のデジタルアーカイブ・ポータルを構築する」でした。そこで、NDL Searchの前進である「PORTA」というポータルのプロトタイプの開発が始まりました。その発展系が、NDL Searchです。

 国内の出版物は、納本制度によってすべて国会図書館に納められることになっています。しかし現実には、すべてを収集できているわけではありません。さらに現在では、膨大なデジタルコンテンツが存在しています。これらを、当館だけですべて集められません。

 そこでポータルを作って、紙もデジタルコンテンツも含めて検索し、さらに利用者がそこにたどり着けるようにしようとしています。現在、国会図書館の蔵書検索システム「NDL-OPAC」のほか、全国の図書館の蔵書目録や、当館/他館のデジタルアーカイブなど、82個のデータベースから集めた約6900万件の情報を検索できます。またそれ以外に、横断検索先として、126個のデータベース中の情報を同時に探すことができます。

国立国会図書館サーチ(NDL Search)
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