PC Online パソコン&モバイル、インターネット情報とソフトウエア活用サイト

本文へジャンプ

特設サイト一覧
ホーム > ソフトウエア > 日本語入力 > 目次

インタビュー

2010年2月19日 page:1/7次へ

「グーグルのIMEは“生きた日本語”を反映」――開発陣に聞く

グーグル ソフトウエア エンジニア 小松弘幸氏、同 工藤拓氏、シニアエンジニアリング マネージャー 及川卓也氏

田村 規雄=日経パソコン

印刷ページ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Clip to Evernote
  • mixiチェック
「あとで読む」機能の使い方
(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 2009年12月3日、グーグルは日本語入力ソフト「Google日本語入力」のベータ版を公開した。大量のWebデータを武器に開発したというグーグルならではの日本語入力ソフトは、最新の流行語もスムーズに変換できる半面、誤った日本語が表示されることがあるなど、評価には賛否両論がある。

 WindowsやOfficeに付属するマイクロソフトの「IME」が事実上の標準となっているこの分野に、なぜグーグルは参入するのか。Google日本語入力は日本語入力ソフト界の“黒船”となるのか。開発の意図や特徴について、同社で開発に携わっているソフトウエア エンジニアの小松弘幸氏と工藤拓氏、シニアエンジニアリング マネージャーの及川卓也氏に話を聞いた。

■Google日本語入力の開発を始めた理由は?

小松氏:正直に言うと、作りたかったからです(笑)。そもそもの始まりは、私と工藤の「20%プロジェクト」でした。これはグーグルの社内ルールで、勤務時間の20%を自分の好きなことに使ってよいという仕組みです。私は学生時代、ユーザーインタフェースの研究をしていまして、特に日本語入力のユーザーインタフェースを改善したいと思っていました。

 例えば、予測入力をどのようにうまく活用するのか、といったことを研究していました。その延長線上でIMEを作ったりもしていました。そして、グーグルだったらもっと良いIMEを作れるのではないかと考え、工藤と話し始めました。

工藤氏:このプロジェクトを始める前は、日本語のWeb検索結果におけるランキングを改善する仕事や、「もしかして」というスペルミスを修正する機能の開発などをしていました。グーグルに入社する前は、コンピューターによる自然言語処理を主に研究していました。統計的自然言語処理を使えば、IMEのようなものが作れることは研究レベルで分かっていたので、大量のWebデータなど、この会社のリソースを使えば実現できるだろうと確信していました。

 ただ、最初のころは全くコードを書かずに、ディスカッションばかりしていました。半年くらいの間は、週に1回集まっては議論するだけの日々が続きました。

同社ソフトウエア エンジニアの小松弘幸氏。オープンソースの日本語入力ソフトを開発した経験があり、日本語入力ソフトの開発を希望して同社に入社したという
拡大表示


「インタビュー」の記事一覧(新着順)

関連記事

キーワード

日本語入力 グーグル

ショッピング

最新ランキング

PC Online会員登録

最新刊のご案内

最新の誌面から

  • 日経パソコン 2012年2月13日号

    日経パソコン 2012年2月13日号

    パソコンを仕事と生活に活かす総合情報誌
    ・Vista/XPから脱出せよ
    ・「2012年型パソコン」を読み解く
    ・ビジネスプリンター購入ガイドほか

  • 日経PCビギナーズ 2012年3月号

    日経PCビギナーズ 2012年3月号

    パソコン初心者応援マガジン
    ・写真とビデオをデジタル保存
    ・ウェブアルバムを使おう
    ・フェイスブック初めの一歩ほか

  • 日経WinPC 2012年3月号

    日経WinPC 2012年3月号

    パワーユーザーのためのPC総合情報誌
    ・2012年版自作の疑問100
    ・旬のPCケース25製品レビュー
    ・Radeon HD7970を速攻テストほか

  • 日経PC21 2012年3月号

    日経PC21 2012年3月号

    ビジネスマンのパソコン誌
    ・今すぐ始めるクラウド
    ・DVD&ブルーレイ活用術
    ・ネット&携帯電話 節約ガイドほか

日経パソコンスキルアップ倶楽部