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インタビュー

2008年5月2日

CGでしかできない体の動きを表現したい

真島 理一郎 イディオッツ代表/映像クリエーター

井原 敏宏=日経パソコン

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出典:日経パソコン 2008年4月14日号(執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
ましま・りいちろう 1972年生まれ。千葉大学工学部工業意匠科卒。環境デザイン業務を経て、専門学校にて3DCGを学び「スキージャンプ・ペア」を発表。世界30カ国以上で上映、各賞を受賞し、DVDシリーズは50万枚を超えるヒットとなる。2006年には総監督として長編映画「スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006」(東京国際映画祭特別賞受賞)を完成(撮影:辻 牧子)
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 通常1人乗りのスキー板に2人の選手が乗り、空中で奇想天外なポーズを繰り出す架空競技の映像作品「スキージャンプ・ペア」。CGで描かれた選手が勢いよく空中に飛び出したかと思いきや、いきなりスキー板から足を離して後ろの選手のひざに乗ったり、2人で抱き合ったりと、予想を覆す展開で笑いと感動を誘った。

 作者の真島理一郎氏に作品誕生の経緯を尋ねると「CGでしかできない体の動きを使って面白いことがやりたかった」。そこで目を付けたのがスポーツ。九州出身で雪とは縁遠いものの、小学生のころからスキージャンプをよく見ていた。ある時、スキージャンプの板が「1人で乗るには明らかに長過ぎる」ことが気になり、「これは2人用の板なんだと気付いた」のがきっかけ。

 映像自体はスキージャンプをちゃかしているようにも見えるが、「ただ遠くへ飛びたいという思いだけで死と隣り合わせの状況に向かっていく姿に、人間のおかしさや美しさを感じる」と、素直な感情の表れだと語る。

 そんな真島氏が次に手掛けるのが、架空の夏季五輪競技をテーマにした映像作品「東京オンリーピック」。こちらは真島氏だけでなく、五月女ケイ子氏など総勢15名のプロクリエーターが参加。さらに、YouTubeなどと連携して一般からも映像作品やアイデアを募集する。優秀作品は9月に発売するDVDに組み込むなど、一般参加も強く意識している。これは、スキージャンプ・ペアの新技を一般から募集した際に、「自分では思い付かないアイデアが出て楽しかった」ためだ。

 スキージャンプ・ペアはインターネットで注目を集めた。現在は、パソコンとインターネットの普及によって、クリエーターが活躍する舞台は広がっている。真島氏もこの状況は大歓迎で、第2のスキージャンプ・ペアの誕生を楽しみにしている。


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