先週は地球物理学の研究のため(笑)北極圏を旅した、という話を書いた。締め切りの関係で、iPhone 4Sが寒さの中でどんな反応をしてくれたかに言及できなかった。実は記事執筆の時点、2晩目まではそれほど寒さの影響を受けていなかったのだが、その後使って行くうちにやはり、寒さにはかなり弱いことが分かった。
野外でオーロラ観察を続けた数時間、iPhone 4Sは正常に動作してくれていた。胸ポケットに入れて、シャッターチャンスと思える時に取り出し、チョコチョコっと操作して、またポケットに戻すという動作だったので、何とか持ったようだ。零下10度くらいの温度では機械部分や電子回路は特に異常になることはないようだった。
結局、観測活動中は問題なく動作してくれ、撮影動作も滞りなく進んだ。iPhoneにはシャッター機構がないため長時間露光ができず、オーロラのような微弱発光はなかなかうまく撮れない。オーロラの発光条件が良く、輝いているような場合にはかなりきれいに撮れるという報告もあるが、私の場合は全く何も写らなかった。
撮影自体は残念、としか言いようがない。実践主義をモットーとする私の方針で、ここにどの程度写ったかその写真を掲載しておこう。とにかく、真っ黒。位置情報が記録されているので、他のカメラの撮影場所の特定のために使える程度。これはなんら画像処理していない映像なので、もしご興味がおありなら、ダウンロードして目一杯明度を上げるなどしてみると、どんな風に写ったのかお確かめいただけるだろう。写真にはGPS情報も埋め込まれているので、実際にダウンロードして確かめてみると面白いかも知れない(図1)。
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