先週(1月6日)、Mac向けの「App Store」が開店した。目的に応じてさまざまなソフトが楽しく選べて、ワンクリックすると数秒で使えるようになる。これは簡便でよい。Macは1984年の誕生以来、使いやすいと喧伝してきたが、アプリの購入・インストールは言うほど簡単ではなかった。そういう意味ではこれはパソコン史上、画期的な進化だ。これまで、新しいパソコンを買っても、ほとんど追加ソフトを購入していないという調査を散見するが、これで一気に情勢は変わるだろう。
Mac App Storeの仕組みは報道でご存じと思うが、もう一度整理しておこう。開発者は売りたいアプリケーションをアップルに預ける。アップルはアプリをサーバーに登録し、販売サイト「App Store」でアプリ検索やレコメンデーション機能を提供する。購入者は登録した個人IDで購入、支払いはクレジットカードやプリペイドカードで済ませる。開発者はサーバー登録料、保管料、決済手数料などは一切かからず、売り上げの70%を受け取れる。というものだ。
販売手数料など、いわゆる流通コストを開発者は負担する必要がないため、アプリの販売価格は安く抑えられる。ユーザーのメリットは、欲しい物が見つかったらワンクリックでMacにダウンロード、即インストールされるから、全く手間要らず。しかも、購入したアプリはアップルのサーバーが覚えていてくれるから、失ってもすぐに再ダウンロードできる。したがって、マシンを交換しても、全く心配ない。個人利用なら同じIDで何台のMacでも使える。バックアップしておきたいならハードディスク、DVD、フラッシュメモリーなど都合のいいものにいくらでもバックアップできる(図1)。
何とも、太っ腹なユーザー目線の仕組みではないか。いくらでもバックアップできるならそのアプリを横流しする悪者も出てきそうだが、別の新しいマシンで動かそうとするとApple IDとパスワードを求められ、認証が必要だ。これで流出は防げるという考えだ。
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